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富山ブラック@喜八♪

2015年12月25日
イケ麺パラダイス
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探し物が県内に無いため、年の瀬で忙しいはずなのに県外脱出!
12月に入って、まだこんなことができるのも、今年は雪が降らないからでしょう。

だけど、数件訪ね歩いたものの、結局お隣でも探し物は無いみたい…。探し物は一旦諦め、富山に来たからには、この地に残しておいた宿題片付けないと。

富山ブラックの名を世に知らしめた有名店「喜八」初訪問

お邪魔したのは、「富山ブラックラーメン」の有名店、喜八さん。
富山駅北にある商店街の一角に、お店を構えていらっしゃいます。
富山ブラック_喜八

まだ開店まで20分ほど間があるので、富山ブラックラーメンのおさらいなど。

富山ブラックはその名のとおり、醤油ベースの真っ黒なスープに、粗挽き胡椒をきかせた、独特の塩辛さが特徴のラーメンのこと。富山大空襲後の復興期の富山市中心部で、お店にドカ弁を持ち込んで食事をしていた労働者のおかずになるようなラーメンとして、昭和22年(1947年)に「大喜」の創業者であった高橋是康氏により考案されたのが始まりといわれています。

すでに60年以上も富山県民に支持され続けている独特な塩辛い味付けには、復興に励む肉体労働者たちへの配慮が隠されているわけですね。

今回お邪魔した喜八さんは、平成19年(2007年)に行われた「美味しんぼ塾 ラーメン道~日本全県グランプリ~」に出場し、一躍「富山ブラック」の名を世に知らしめるきっかけとなったお店です。「美味しんぼ」の花咲アキラ氏が現在の射水市出身ということもあり、漫画の中にも登場したことのあるお店だという話も伝わってきます。

そんな喜八さんのご店主は、平成2年(1990年)から「大喜」の創業者の元で修行し、直接手ほどきを受けた後の平成17年(2005年)に独立しています。つまり、弟子を取らないことで有名だった高橋氏の、数少ない直弟子3人のうちのお1人ということです。

前回伺った「大喜 根塚店」のご店主もその3人のうちのお1人で、こちらは暖簾分けであるのが明確です。しかし「喜八」は「大喜」から1文字だけもらった店名となっているので、何らかの事情で正式な暖簾分けとは言わないのかも知れませんが、直弟子であることに変わりはなく、創業者の味を忠実に守っているお店として有名です。
富山ブラック_喜八

開店前から並ぶ姿が見えたからか、開店5分前にはお店を開けてくださいました。

「好きな場所へどうぞ!」と言われたので、お店一番奥の4人掛けのテーブル席へ!
厨房前のカウンターには4名ほどが座れ、テーブルが6つ、小上がりが1つ用意されていました。
建物自体はかなり古そうですが、店内は綺麗にリフォームされていました。
お借りしたトイレもリフォーム済みでしたが、一段上がって用を足す、昔懐かしい和式水洗トイレに、建物の時代背景が伺えるようでした。

開店時刻に合わせ、次々に入店される男性客たち。
みなさん一様に注文が終わるとトイレに直行されるのですが、トイレの場所に戸惑うその様子から、初めての訪問であるのが伺えます。(やはり人気店なのですね。)

一番客なので、5分もすると料理が運ばれて来ました。

富山ブラックには断然必需品!

ライス(160円)
喜八_ライス

真打登場!

富山ブラックラーメン・並(720円)
喜八_富山ブラックラーメン

喜八さんでは、スープが3段仕立てになっているのが特徴です。
  1. 第1のスープは特製の醤油ダレ
    富山産のものを含む厳選された4種類の醤油、酒、みりん等でチャーシューにするための豚肉を3回煮ます。タレに豚のバラ肉や腕肉の旨みをたっぷりと移して一旦完成したその後、さらにじっくりと2ヶ月間寝かせたものが、ようやく醤油ダレとなります。
  2. 第2のスープは鶏がらスープ
  3. 最後のスープはメンマに絡むとろみのある煮汁
なので、幾重にも重なる具とスープを、先ずはとにかく「ひっくり返して混ぜること」が、美味しく食べるコツなんだそうです。

喜八さんでは胡椒の無い状態がデフォルトなので、卓上に用意された荒挽き胡椒を好きなだけ振りかけていただきます。
1口啜って、久々の濃~~~い味に思わずムフッ!(*´艸`)
喜八_富山ブラックラーメン

麺は中太縮れの角麺タイプ。スープの良く絡んだ麺を啜ってはご飯を1口。
しっかりと醤油ダレを纏った豚の腕肉チャーシューを頬張っては、またご飯を1口。
メンマも抜群に味が濃くてしょっぱいですが、これがまたご飯に合う!

しょっぱめで醤油の味が強く、なのに脂っこさは無いので、とにかくご飯を食べるには好都合な1杯です。
食べるほど徐々に深みとコクが増していき、次第にこのしょっぱささえクセになるから不思議です。

富山ブラック以外のラーメンもあります

実は、喜八さんでは、まったく別の顔を持つ、もう1つのラーメンも楽しめます。
越中ラーメン・大(750円)
喜八_越中ラーメン

こちらは綺麗な淡麗系。両者、その色の違い歴然です。
喜八_富山ブラックと越中ラーメン

並の場合は650円と、かなりリーズナブルな設定。大盛り100円増しは通常のラーメン店並みですよね。
富山ブラックの大は1,030円になりますから、富山ブラックにはどれだけたっぷりと肉盛りなのか…ということが分かると思います。

ご覧のとおり、和風仕立てのあっさり系。中太の麺は、富山ブラックと変わらないようでした。
喜八_越中ラーメン

富山は昆布が名産とあって、ダシにもたっぷり使われているものと思われます。あっさりながらも旨味がしっかりと出ていて、シンプルで懐かしさを感じます。
富山ブラックとはまた別の意味で、ご飯の欲しいメニューかも知れません。
余すところ無く、全てスープご飯にして食べたくなるような、そんな優しいスープです。

綺麗なスープを邪魔せぬよう、メンマもチャーシューも、富山ブラックのような強烈な醤油味ではなく、全てが優しい薄味仕立てになっていました。

富山ブラックで有名なお店なので、注文しているのも珍しいくらいにしか出ないメニューのようです。(店内にいた人の中でも、唯一の注文でしたから。)
丼の中の全てが、富山ブラックとは全く別に、丁寧に仕事されていることにも関心する1杯でしたので、ラーメン大好きなガッツリ系の方々には、全く別の顔を持つこちらのメニューも、是非食べ比べて欲しいと思いました。

ご馳走さまでした。 ----- Sunday, December 20, 2015 ----- 28杯目

喜八

喜八

  • 住所 富山市奥田寿町6-3 奥田ビル3号館1F
  • 営業時間 11:00~14:40(L.O.14:30)/ 17:30~20:50(L.O.20:30)
  • 定休日 月曜日
  • 2005年OPEN
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そふぃあ
Posted by そふぃあ
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