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平石亭♪

2015年11月27日
イケ麺パラダイス
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小さな無人駅にある季節限定・週末営業の人気そば店「平石亭」

越後と会津の国境である六十里越の峠道の途中、峠から我が県方向に流れ下って来た末沢川が、本流の破間川に合流する地点にある魚沼市大白川地区。
私にとっては、断然、天地人「会津六十里越」の道!…なのですが。現在のR252に並行するように走るJR只見線の、この地区の最寄駅が大白川駅になります。
そば処 平石亭

列車は日に数本、平均利用客数が日に二桁満たない時もあるという、とても小さなこの無人駅の駅舎2階に、「季節限定」「土・日・祝日限定」の営業ながら、格別美味しいと評判の平石亭さんがあります。
そば処 平石亭

以前は駅の待合所だった1階部分。最近になり「駅のえき」ができたようで、ちょっとした手作り民芸品や、お米などが売られていました。この1階フロア内にある階段を上った先に、平石亭さんがあります。

到着時刻は10時半。
車から降りると、頭上から「トン、トン、トン」と規則的な音が聞こえ、開店前のこの時間帯、蕎麦打ちの真っ最中のようでした。
そば処 平石亭

「また早く着き過ぎちゃったね!」と思っていると、旦那が「もう2階に人が並んでる」と言って、2階の様子を見に行ってくれました。戻って来ると「順番待ちのボードがあったから、記名して来た!」…と。
開店30分前到着でも、我が家の順番は5番目でした。(さすが人気店)
去勢後初お出掛けのDawn太

どんな様子なんだろ?と、今度は私が開店前のお店散策。
入広瀬は山菜共和国。階段踊り場にあった限定「きのこそば」の案内板。その左側、階段手摺りに掛けられているのは、地元生まれの熊の毛皮です。駅のえき側から見ると、爪やら、目鼻もあってかなりの大きさで驚きでした。

すっかり準備が整った頃だったのか、私が店内を覗いた時、スタッフが一同に集まり、開店前の休憩中でした。
そば処 平石亭

そんな様子を撮っていると、一人の先輩女性が私に向かって話し掛けてきます。
自分はそばアレルギーで食べられないのだが、旦那様がこのお店のお蕎麦が大好物で、もう10年来通われているとか。開店当初からのご常連さんなんですね。その話の最後に、「今日は “新蕎麦” ですよ。」と教えていただきました。

こちらのお店、新蕎麦の出る時期が遅いうえ、冬季休業に入ってしまうのが早いので、なかなか新蕎麦には巡り合えないものと思っていました。まさにビギナーズラックです。

開店時刻より少し早めにオープン

開店までもう少し時間があるので、車に戻ってDawn太を下ろし、周辺を散歩したりしていました。
気づくと2階のフロアから、店員さんの客の名前を呼ぶ声が!
この日は早めに準備が整ったので、11時15分ほど前に開店し、すでに我が家も呼ばれていたようでした(汗)着席こそ遅くなりましたが、その後の注文品などは、ボード記名の順番どおり運ばれて来ていたようでした。

店内入って右側には大きめな厨房。(パートさんが4~5名うごめくように働いています)
席は、自然木を利用したようなテーブルが7つ程度。さらに奥には、10人程座れそうな小上がりになっていました。
駅舎の2階フロアという立地ですが、手が回る程度に客が入り、大きな窓からは只見線と末沢川が望める、明るい雰囲気のあるお店でした。

ちょっと出遅れた我が家は、運よく空いていた奥の小上がりに。正座で食べるのが何より落ち着くタイプなので、ここに座れてラッキー!
これまた奇遇で、先ほど少しお話させていただいたご常連先輩ご夫婦のお隣でした。
そば処 平石亭

こちらのご常連のご主人様、心底平石亭さんファンのようで、この日の一番乗りだったらしく、真っ先に料理が届いていました。
お蕎麦がダメという奥様はうどんメニュー。そして旦那様は「どぶろく」とお蕎麦のセットメニューでした。
お蕎麦とならび、もうひとつのお店自慢の品が、自家栽培の魚沼産コシヒカリに、浅草岳の麓からの湧水を使い、厨房に置かれたタンクで仕込んだ自家製の「どぶろく」なのです。
とても気さくなご夫婦だったので、「その料理の写真だけでも。」と言いそうになってしまいました。(笑)お酒強かったら、私もこのメニュー頼んだんだろうな。

我が家の順番までもう少しなので、辛抱して待っていました。
お蕎麦屋さんには珍しく、席について出されるのはお冷なのですが、これが旨い!柔らかくて、スッと体にしみていくようなまろやかな水です。料理が来る前だというのに、旦那はお替りして飲んでいましたが、そんな客は旦那だけではなかったですよ。以外と次々に。
もちろんお蕎麦を打つ水も、守門の伏流水が使われているのでしょう。
さらに、さらに、お蕎麦への期待が高まります。

山菜王国ならではの温かい秋のそば

本来なら、お店開店時刻の11時少し過ぎ、「昨日から新蕎麦です。」の声と共に、我が家の料理が次々に運ばれて来ました。
きのこそば(1,200円) 旦那とちび子が注文していました。
そば処 平石亭_きのこそば

舞茸の天ぷらと、なめこ、あまんだれなど、この界隈で穫れる秋の幸がたっぷりと入っています。
天然きのこの粒の大きいこと!
そば処 平石亭_きのこそば

十割そばを副菜とともに

私は、鬼面そば(1,200円) ざるそば、天ぷら、小鉢のついたメニューです。
そば処 平石亭_鬼面そば

福島との県境に鬼ヶ面山がありますが、それに由来するメニュー名だと思われます。
お蕎麦は、地元魚沼産そば粉100%使用。石臼挽きの自家製粉したものを、丁寧に手打ち、手切りして提供されます。もちろん「三たて」です。
そば処 平石亭_鬼面そば

1口目はそのまま味わい、2口目は卓上の塩を少々振りかけて。。。
挽きぐるみの少し黒味がかった蕎麦は、見た目どおりの力強い味わい。モッチリとした強いコシも、ツルッとした喉越しの良さも持ち合わせています。う~ん、新蕎麦最高~ ((美^~^味))

香りの良い出汁に、甘みのあるかえし。上品な味わいの蕎麦ツユです。
少し抑え気味ですが、蕎麦の風味を引き立たせる、良い仕事をしていると感じます。

実はご店主、元々は蕎麦の生産者さんでした。この地域、蕎麦には良い寒暖差があり、甘みのある良質な蕎麦が採れるのです。
それを挽いて蕎麦粉にして販売していましたが、自分で打ってみよう!と思い立ち、村の施設だった駅の2階が空くことを知り、ここにお店をオープンして今日に至ります。
「この道十年!」
蕎麦を知り尽くした人だからこその逸品が、ここに存在するわけです。

メインのお蕎麦だけでなく、副菜も充実しています。
大きなひらたけと舞茸入りの天ぷら。特に舞茸は、香りも味も抜群でした。
秋はきのこ、春には山菜の天ぷらで楽しめますね。
そば処 平石亭_天ぷら

小鉢は「木耳の白和え」と「きのこの炒め煮」。かなりたっぷり盛られています。
そば処 平石亭_小鉢

この他、1グループに1皿ずつ「フキ味噌」が届きます。
隣席だったご常連の奥様、「自分でも作るのでどうぞ!」と、そっと我が家に下さったんです。
フキ味噌大好きなので、有り難く頂戴しました。

蕎麦が美味しいのはもちろんですが、山の幸豊富な料理がたっぷりと付くのも嬉しいです。これを味わえただけでも、ここまで足を運んで良かった!と思えますよ。
丁寧な仕事、たっぷりな料理。これでこのお値段は大変お得だと感じました。
ご馳走さまでした。

また来シーズン!

そば処 平石亭_今季終了日のお知らせ

我が家が伺った際、今シーズンの最終営業日の案内がありました。
国道の六十里越区間が冬期間閉鎖されるためお店も冬場は休業となるのです。
雪の無い地方にお住まいの人からしたら、何だか不思議でしょうね、冬期休業って。
でもその分、次の春が楽しみなのです。

そば処 平石亭

  • 魚沼市大白川 JR只見線 大白川駅 2F
  • 営業時間 11:00~15:00(そばが無くなり次第終了)
  • 営業日 土・日・祝日(11月末~4月下旬頃までは冬季休業)

Dawn太、初の福島入り

お蕎麦を楽しんだあとは、せっかくの機会なので「六十里越隧道」を抜け、Dawn太にとっては初めての福島県入りを!

前回ここを訪れたのは2009年のこと。以前は記憶に無い「雪わり街道展望所」(平成23年7月の「新潟・福島豪雨」で大きな被害を受けた地域。駐車場が新しく整備されていました。)
雪わり街道展望所_田子倉ダム

こちらは▼前回も立ち寄った「六十里越峠開通記念碑」
六十里越峠開通記念碑

昭和36年(1961年)竣工の田子倉ダムにより、尾瀬から流れる只見川が堰き止められてできた田子倉湖を、標高750m地点から望める絶景ポイントです。国道開通当時の内閣総理大臣、田中角栄氏揮毫の石碑が建ちます。

過去記事の写真には、当時小学校1年生だったちび子が写っています。
ここで記念撮影した後、南会津にある「鴫山城址」を目指したものでしたが、今は一緒に出掛けても、自分の興味の無い場所は車から下りてこなくなりました。

すっかり冬枯れですなぁ。
秋枯れの田子倉ダム

福島県滞在時間15分で、再び県内へと戻りました。

----- Sunday, November 15, 2015 (Dawn太 生後8ヶ月|265日|去勢後初)-----
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そふぃあ
Posted by そふぃあ
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