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山塩ラーメン♪

2015年11月18日
イケ麺パラダイス
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八木ヶ鼻麓にある「八木茶屋」初訪問

我が家も時折お邪魔する下田(しただ)には、珍しい「山塩」を使ったラーメンを食べさせてくれるお店があると知り、雨だった日曜日の昼に出掛けて来ました。

お邪魔したのは、今年の春、2度目の登頂を遂げた八木ヶ鼻のすぐ麓にある「八木茶屋」さん。

「八木茶屋に行ってみたいんだけど…。」と旦那に話すと、「あぁ、あそこね。」と早い反応だったので、付近に遊びに来た際、すでに以前から発見していたようでした。今まで何度も通った道にありながら、私は全く記憶に無くて…。(汗)
八木茶屋

もうすでに、半世紀以上は使われているのではないか?と思われる店舗。
厨房前にカウンター席、中央にはテーブル席、窓際には向かい合って2人で使える小上がり、そして、我が家が使った、少し大人数(~4人と~8人)用の小上がりが2箇所に別れて設けてありました。

この時期の雨の日の下田は、言ってみれば観光場所も無いに等しいはず。
なのに、昼時を少し過ぎた時間、店内には常連さんと思われる男性客や、昼食を楽しむ親子連れの姿がありました。
八木茶屋

実は、この日の昼時のピークは午後1時頃で、我が家の後からも次々に、ご夫婦、単独の男性、若いカップル、お孫さんを連れたご夫婦と、様々な年齢層のお客さんたちが来店され、この鄙びた趣の茶屋が、隠れた名店であることを伺わせました。
粟ヶ岳登山道口付近でもあり、高城~袴腰山~八木ヶ鼻ルートのハイカーなども含め、古い時代から憩いの場であった茶屋なのでしょう。

常連さんは、お店に入ると厨房前のテーブル席。それも、TV近くに陣取る人が多かったです。
我が家が陣取った8人まで入れる小上がり席からは、紅葉の八木ヶ鼻が望め、厨房の動きなども良く眺められ、楽しい位置でしたよ。

地元産の山塩をラーメンスープに

山の塩と聞いて「岩塩」を連想してはいけません。岩塩は、地殻変動などで海水が陸地に閉じ込められ、その海水成分が化石となったもののこと。数億年から数千年前の時代から育まれた「海の化石」と呼べるものです。
しかし、今回の「山塩」とは、山間部の温泉など、高温の地下水に溶け出したものをいいます。
海から遠い山間の地で、塩分濃度の高い温泉水から、貴重な塩を作り出すというのは、先人たちの生活の知恵であるといえるでしょう。

大テーブルの小上がり壁に、山塩ラーメンについてのポスターが貼られていました。
山塩ラーメン_ポスター

ポスターにもあるように、八木茶屋さんの使う山塩は、越後長野温泉 嵐渓荘さんの温泉水から作られています。
嵐渓荘さんのお湯は、日本屈指の強食塩冷鉱泉。なんと、お湯1ℓあたりに、約16gもの塩分が含まれているそうです。つまり、海水よりも濃い塩化物泉ということです。
無色透明な澄んだこの温泉水、旅館では飲用としても用意されていて、昆布茶のような味がして美味しいといいます。直に飲むほか、宿泊客に出される料理の中には、小麦粉と温泉水だけで打ったうどんや、朝粥としてもいただけるとか。

そして、温泉水を煮詰めて山塩を作り、ラーメンスープにするというこのアイデアは、自然を良く知り、こよなく愛す、三条市出身の作家でイラストレーターの遠藤ケイさんの発案なのだそうです。(味のある見慣れた画風のこのポスターも、遠藤ケイさん作のものかと思われます。)
公式サイトPROFILE
私の中での遠藤ケイさんは、夕方のローカル番組内、楽しく登れる県内外の山々を紹介するコーナー「山人(やまんちゅ)」に登場する、ハスキーボイスで優しい語り口調の先輩男性というイメージ。現在は、自然厳しい下田の笠堀にお住まいなのだとか。

地元愛が生んだ看板メニューは、誕生からすでに10年以上になるそうです。

お店イチオシ

山塩ラーメン(700円)+大盛り(100円)
山塩ラーメン

旦那とちび子は麺タップリで!大盛りは100円増しになります。
トッピングはチャーシュー1枚、ゆでたまご半分、メンマ、海苔、ワカメ、長ネギ。
たっぷりな白ゴマも、風味のアクセントになっています。

麺の淡い緑色が透けるほどに透き通ったスープは、温泉水を6時間も煮詰めて作り出した山塩ダレに、鯛アラから取ったダシの旨みがプラスされています。昆布茶のような味の温泉水に鯛ダシ。想像するだけでもマッチする組み合わせ。あっさりしていて奥深く、上品な味わいのスープです。((美^~^味))

チャーシュー増量してみました

私は、山塩チャーシュー麺(850円)
八木茶屋_山塩チャーシュー

じっくり煮込んだ自家製の柔らかチャーシューが、4枚のったチャーシュー麺。(他のトッピングは山塩ラーメン同様です。)
1枚の厚さもあり、ただのトロトロチャーシューではなく、脂身はトロッととろけ、赤身はしっかりとした肉の味と噛み応えのあるチャーシューでした。味付けも、昔懐かしのしっかりした醤油味。
八木茶屋_山塩チャーシュー

山塩ラーメンのスープよりも醤油色っぽく見えますが、もともと透明度の高いスープに多めなチャーシューが投入されたため、また、チャーシューが纏った醤油が、若干スープに溶け出したためと思われます。
八木茶屋_山塩チャーシュー

あまり主張し過ぎない、やや縮れの中細麺。より一層透き通ったスープの山塩ラーメンが緑っぽく感じるのは、この麺が若干薄緑色だからだと思います。(クロレラ麺か?)
この大人しさが、上品なスープの旨みを引き立たせてくれます。

山塩を煮詰める作業に時間を要するため、1日50食限定になってしまうようです。
何度もお邪魔しているこの地に、スローライフを感じる1杯があったとは!
ご店主の接客も丁寧で、あたたかい人柄が伝わってくるようでした。

メニューはラーメンのほかに定食、一品ものなどもありました。
また、予約すれば宴会もOKのようです。

食べながら、ここだけオリジナルの面白いメニューも見つけたので、今度は山歩きのあとにでも、ガッツリお腹を空かして食べてみたいです。
ご馳走さまでした。

八木茶屋
三条市長野341-4

おしまいに、紅葉の八木ヶ鼻

食事が済むとまた少し小雨が落ちて来ましたが、車内待機だったDawn太の散歩も兼ね、紅葉の八木ヶ鼻が望めるポイントへと向かいました。
紅葉の八木が鼻

今夏の、思い出の場所からです。

----- Sunday, November 8, 2015 ----- 26杯目
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そふぃあ
Posted by そふぃあ
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