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【Part30】羽黒歓迎塔の清水|【Part31】優婆尊御霊水

2015年11月07日
Dawn太と行く名水の旅
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岩瀬の清水を使った美味しい蕎麦でお昼にした後は、さらにもう少し水めぐりを楽しみました。

阿賀野市の中でも「岩瀬の清水」がある笹神地区は、村杉温泉、今板温泉、出湯温泉と霊峰五頭の山麓に湧き出る3つの名湯、12の温泉宿を持つ地域。湧水も豊富で、観光サイトには笹神地区だけで8箇所の水めぐりが紹介されています。
今回は、そのうちの2箇所に立ち寄ってきました。
羽黒歓迎塔の清水から見る景色

冬期は融雪水として利用される羽黒歓迎塔の清水

1つ目は、岩瀬の清水を出て県道271号で五頭温泉を目指すと、突如、道路脇に見える巨大な石灯籠と、「歓迎 ラジウム温泉の里 五頭温泉郷」と記された石標。温泉郷入り口のこの歓迎塔の足元に水場があり、それが、羽黒歓迎塔の清水です。
羽黒歓迎塔の清水

この湧水は、消雪パイプに使うための水を掘削した際、地下水が自噴したものです。春~秋の時期には放水されていて、水汲みの人たちも非常に多いのですが、水道法に定められた水質基準を満たすものではないと添え書きされています。また、冬季間は融雪用水となるため、放水は止められ、使用することはできません。
羽黒歓迎塔の清水
羽黒歓迎塔の清水五頭の七清水(2箇所目)
  • 場所 阿賀野市出湯
  • 水温 13℃
羽黒歓迎塔の清水を飲むDawn太

水量は豊富ですし、車で横付けしてたっぷりと汲めるため、常に人の姿が絶えない水場でした。

高徳寺羽黒優婆尊境内地傍にある優婆尊御霊水

2つ目は、同じ県道271号線沿い、羽黒歓迎塔の清水から僅か200mほどの近距離に位置する、県内では最古の子宝安産祈願所といわれる「高徳寺羽黒優婆尊(うばそん)」にあります。
御本尊は、行基作と伝えられている優婆尊像。地元では「ウバサマ」と呼ばれ、熱心な信者も多い場所といいます。この日も、和服姿の女性が1人(旅館の女将風でした)熱心に拝んで行かれる姿を目撃し、その後も入れ替わりの参拝者がありました。

優婆尊について

高徳寺羽黒優婆尊

天平5年(733年)行基上人が越後国に巡回の折りに出羽村に滞在すると、村人が山中に奇異な場所があると相談してきます。そこで行基上人が祈祷すると、それは霊木であり、どんな仏像を彫ろうかと思案していると、そこへ三途の川原で亡者の衣服を剥ぎ取るという三途川婆が現れ、「自分は極悪忿怒の姿をしているが、内は慈愍大悲の涙を流し、罪に苦しむ衆生を救いたい。自分の尊像を刻めば衆生を救いましょう。」と告げると、毘廬舎那仏の姿で消えたので、行基上人は霊木を山中から切り出し、尊像を彫刻して安置したと伝えられています。

その後の天正14年(1586年)出湯の華報寺八代住職が霊夢を見て、和尚に「我を十字街に安置して欲しい、そうすれば多くの人々を救うであろう」との御告げを受けたことで、現在地に高徳寺を開山し、別当としたといわれています。
また、出湯温泉華報寺から高徳寺へ優婆尊を移動させた際、この場所で動かなくなり、ここにお堂を建てお祀りしたのだという言い伝えもあります。
優婆尊は「無住の仏」といわれ、六部に身を変えて無縁の衆を救い、医師となって産婦を救い。また、優婆=乳母に通じる事から、安産と子宝の仏様として古くから信仰の対象となり、妊産婦さんのお参りも多いようです。

御本堂は、今から約290年前に建立されたもの。大きな杉に囲まれた神聖な雰囲気のお寺さんですが、その境内参道の両脇には、同じように二股に分かれた杉の巨木が立つ姿がとても珍しく印象的です。「子宝杉」とも呼ばれ、安産や子育てに御利益があるとされているそうです。
高徳寺羽黒優婆尊

参拝される妊婦さんにも有難い(!?)鉄分多めな優婆尊御霊水

今回目的の優婆尊御霊水は、境内から僅かに外れた場所にあります。
優婆尊御霊水

水小屋が設けられ、その天井には「優婆尊 御霊水 高徳寺」の墨書看板。
脇には「優婆尊御霊水」と刻まれた立派な石柱がみられます。
優婆尊御霊水

素朴な表情の優婆尊像が祀られていました。
優婆尊御霊水
優婆尊御霊水五頭の七清水(3箇所目)
  • 場所 阿賀野市羽黒優婆尊脇
  • 水温 13℃
優婆尊御霊水を飲むDawn太

真っ先に飲んだちび子が「何だか温泉の味がする」と言っていました。
先に飲んだ「羽黒歓迎塔の清水」と同じ水系と思われまずが、飲むと明らかに味が違うのです。僅かな距離しか離れていないのに、こちらには大型タンク持参の水汲み姿が無いのは、この味の違いからなのでしょう。
温泉も平気で入ってしまうDawn太なので、温泉っぽい匂いがあっても、飲み水としては平気なようで、拒否することもなく、良く飲んでいましたけどね。
Dawn太_237日

調べてみると、こちらの御霊水は鉄分が多い水なのだとか。先に述べたように、五頭山周辺には湧水も多いのですが、鉄分を多く含む湧水は、唯一ここだけという話です。

ちょっとクセのある独特な風味、鉄分多めの湧水も、妊婦さんの貧血防止には一役買ってくれるわけで、安産の神様の元に鉄分の多い水が湧いていることも神秘に感じます。女性のカラダに優しいといわれる五頭のラジウム温泉に浸かり、優婆尊で安産祈願さらに御霊水でご利益と鉄分まで頂戴できる。まるで、ウバサマ御推薦の「安産ツアーコース」のようでもありますね。
Dawn太_237日
安産などには無縁な無邪気Dawn太。
逆に、もうすぐタ○タ○チョキンされちゃう運命なのですが、御霊水向かいにある川が大変気になるようで、御霊水をいただいた後は入水口を探そうと必死でした。

----- Sunday, October 18, 2015 (Dawn太 生後7ヶ月後半|237日)-----
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そふぃあ
Posted by そふぃあ
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