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見倉風穴と大栃の木

2015年11月02日
お出掛け
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津南の物産館で「津南天然水」を購入した際、見倉風穴の地図を見つけとても気になりました。この日の予定全てが2時前に済んだこともあったので、帰る前に立ち寄ってみました。

見倉風穴

東秋山林道の見倉トンネル手前の駐車場脇が、風穴への入り口。ここから4~5分ほど金城山を登った場所に、見倉1つ目の風穴はあります。
見倉風穴

風穴の標柱がある箇所から最後の上りは岩っぽく、さらに急坂になっていました。
急坂を上り切ると、石垣状に積み上げられた場所。
見倉風穴へ

山道よりも若干温度が低いかなと感じるこの石垣脇をすり抜けるように通過した先に、「エッ、ここが風穴?」と思ってしまうような光景が広がっていました。(今まで見学した風穴は、それらしく保存された場所が殆どだったので。)
見倉風穴

金城山西側裾野の滑落崖下、標高750mの位置に、この風穴はあります。
見倉風穴とDawn太

使われなくなって久しい風穴は当時の面影を無くし、積み崩れた感じもありましたが、残された小さな穴からは冷蔵庫並の冷気が吹き出し、囲うものは何も無いのに、その冷気で周辺温度よりも涼しく、確かにここが風穴であると教えてくれているようでした。
見倉風穴

登山口にあった「大栃」の文字がとても気になりましたが、頭上の空はまだ青空のようでも、西側上空に黒い大きな雲が蔽い始めたことに旦那が気づき、この日は諦めて下山しました。

旦那の言葉に従って正解でした。車に乗って帰り始めると間もなく、大粒の雨になりました。

----- Sunday, October 11, 2015 (Dawn太 生後7ヶ月半|230日)-----

大栃の木めざして再訪

帰宅後も大栃が心残りだったので、翌日に再び出掛けました。
大栃の木へ

お天気は最高!ちび子は部活。
足元だけは山歩き用に固め、ついでに熊鈴も装備し、ここから23分と案内のある大栃の木を目指しました。
Dawn太_231日

歩き始めは比較的平坦な山道。
大栃の木へ

途中、木の根元に石積みを発見しました。前日に見た風穴と標高的には同じか、少し上がった辺り。不用意に石積みがあるわけもなく、この周辺にも何かあったのかと探ってみますが、風が出ている箇所なども見つけられず、何の石積みなのかは不明でした。
大栃の木へ

先に見た風穴が存在するような環境ゆえ、周辺地は県内で唯一といわれる、ユキノシタ科の低木・エゾスグリやシウリザクラなど、寒冷地適応の植物が生育しています。氷河期に生育していた植物が残存していることを意味し、とても貴重な場所なのです。

標柱どおり、トレッキングコースから外れ、さらに山中へと向かいます。
大栃の木へ

綺麗に石段で整備された箇所もありましたが、山が深くなるに従い、苔生した大岩がゴロゴロとした道でした。
Dawn太と大栃の木

たまに足を休めて上の木々を見上げれば、頭上の栃の木もかなりの巨木!雪の重みのためか、枝元が大きく曲がっていました。
Dawn太と大栃の木

周囲には、直径が1~2m、高さ20mほどの栃の木が多数生育する巨木林。
進む足元には、丸々とした栃の実が落ちています。

森の巨人たち100選にもなっている、新潟県内最大の巨木「大栃の木」

細くて急坂になったこの岩場が難所。ここを越えて4分程で、見晴らし場に到着でした。
Dawn太と大栃の木

見晴らし場から見えるこの「見倉の大栃(トチ)」は、県内最大と言われる巨木(直径約2.7m)で、林野庁「森の巨人たち100選」に選ばれています。
大栃の木

推定樹齢500~800年ともいわれる雄大な栃の木。どれくらいの時間、ここで歴史たちを見てきたのだろうと思うと、自分の存在なんてちっぽけに感じますね。
朝日が後光のよう。お天気の良い午前中に登り直して正解でした。
Dawn太と大栃の木

登りはまだ良いのですが、犬連れでは、下りがなかなか難しい山道でした。
急にリードを引っ張られては、旦那もDawn太も一緒に崖下へ転落になるので、熊も驚いて出て来れないくらい、大きな声でコマンドが飛んでいました。日常の訓練より、こういう命がけ(ちょっと大袈裟ですが)の実践の方が、効果的かも知れませんね。
まだ子どもながらも、Dawn太が小一時間の山歩きができることが分かったことも、今回の大きな収穫でした。

【余談】秋の山はご用心

そして、秋の山に入ると▼こうなる!
Dawn太_231日

前日も自然の中の散策で種々が付いたので、この日はブラシ持参で行き、山を下りるとすぐに駐車場でブラッシングしてすっかり落としたのですが、それでもお土産付きでした。

この週末にフィラリアの薬をもらいに獣医師のところへ行き、天気が良かったので、その後すぐにシャンプー。
洗い終わってタオルで拭こうと思ったら、耳の先っちょに小さい実のようなものが幾つも。
そう、やられました!ダニエルさん、大量に4~5匹膨れていました。

さっき行ってきたばかりの獣医師を再び訪ね、ダニエル駆除薬をもらってきました。
今はスポット剤だけでなく、飲み薬もあるんですね。驚きでした。

見つけられなかった、見倉もうひとつの風穴の存在

さて話は戻り、見倉には2つの風穴が残されています。
その2つ目は現在も見倉集落で使用されているというので、2日目の下山後に訪ねてみました。
見倉集落

見倉の名は、新潟の橋50選にもなっている橋「見倉橋」でもお馴染み、津南に来れば何度も渡った、ちび子が大好きな揺れる怖い吊り橋。結東集落から中津川渓谷に架かるこの吊り橋が、見倉集落への生活道路となって存在しているものです。
見倉橋
見倉集落の生活道路となっている見倉橋

県内では、最後の雪の農村風景が残る見倉集落。実際にその集落を訪ねるのは初めてでしたが、集落前を通る林道から数えても、僅かに数戸という極少集落です。集落の中を清い水が流れ、マスの養殖池が見られました。あちこにちに、ブナの木で作った三尺長さの薪が積まれて印象的。地元では「にお」と呼ぶそうです。
見倉集落の様子

小さな集落に見ず知らずの余所者がいるだけで、何だか不法侵入のような気分。僅かに写真を撮っただけで、風穴を探しきれず、早々に集落から戻ってきました。

見倉集落近くに存在するといわれる風穴は、先に山中で見た風穴から600mほど離れた、標高710mの地点にあるという話。
現在でも、漬物や野菜の貯蔵のため、集落共同で利用されているそうです。

秘境・秋山郷は、平家の落人伝説の残る場所。今もそこにある昔ながらの暮らしは、これぞまさに山村の原風景ともいうべき光景。
風穴を探し当てるには至りませんでしたが、素敵なシーンに出会えました。

----- Monday, October 12, 2015 (Dawn太 生後7ヶ月半|231日-----
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そふぃあ
Posted by そふぃあ
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