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【Part23】吟田川湧水

2015年10月12日
Dawn太と行く名水の旅
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大出口泉水から車を走らせ、僅かに5分ほど山を下った場所にある、吟田川湧水にも立ち寄りました。
吟田川=「ちびたがわ」と読みます。
吟田川湧水

日本酒好きさんな人なら、この湧水があるのと同じ上越市柿崎区にある蔵元・代々菊醸造さんの造る地酒「吟田川」を連想されるのでは!?
天明3年(1783年)創業の代々菊醸造さんでは、この吟田川の霊水を仕込み水として用いているので、その名をそのまま頂戴し、清酒の名が「吟田川」なのです。
吟田川湧水

先に訪れた大出口泉水と同じく、標高757mの尾神岳の山腹、標高約250mのところに、吟田川湧水はあります。
吟田川湧水

寒の入りから数えて9日目の水を「寒九の水」といい、一年のうちで一番澄んで腐り難いといわれていて、代々菊醸造さんではわざわざこの日を選び、雪深い山道をここまで水汲みに来られるそうです。

水場は道路に面して3カ所あり、取水口は5カ所ほど。俗世の苦を洗い落としてくれるという、お不動さんの下から湧水が導水されています。

我が家は中央の取水口からいただいてみましたが、後から続々と来られた方々も、好んで中央の取水口から汲んで行かれるようです。取水口によって、微妙に味に違いがあるのかも知れません。
この地域では、消雪用にもこの湧水を使うというのですから、これは贅沢な話ですね。
吟田川湧水
吟田川湧水地酒 吟田川仕込み水
場所 柿崎区旭平字吟田川
吟田川湧水を飲むDawn太

ついさっき、大出口泉水で水を飲んだばかりですし、水遊びも。(汗)
体が冷えているのでもう飲まないだろうと思いつつ差し出すと、また飲んでいました。しかも、お替りはしないものの、かなり良い飲みっぷり!
実は地元の方々も、大出口泉水ではなく、こちらの吟田川湧水を好んで汲んで行かれる人が多いのだとか。。。

確かに、どちらも同じ尾神岳の伏流水に違いはないのですが、1口飲んではっきりとわかる程、かなり味の違いを感じます。
私は大出口泉水のふわっと丸い水の方が好みに感じましたが、クセが無くてスッキリとした吟田川の湧水を好む人が多いのも事実でしょう。
吟田川湧水

湧水のすぐ上に「吟田川不動明王霊地」があります。
吟田川不動明王霊地

霊地は尾神岳の中腹の旭平から黒岩峠に通じる古道(奥州道裏街道=善光寺参りの道)のほとりに位置します。
その昔、尾神岳は岩戸観音の霊山としての信仰の場であり、山頂には三つの祠がありました。麓には吟田川という滝があり、行者は手をきるような霊水滝に身を打たせて修行しました。その横には不動明王像が祀られ、沐浴のための脱衣小屋もあったそうです。山岳信仰の盛んな地域でありながら、珍しい仏教遺跡なのです。

現在の水場は下方の道路脇にありますが、境内を歩いていると水の流れる音が聞こえ、垂れる雫の音が、まるで水琴窟の音のようにも聞こえました。
吟田川不動明王霊地

明治の頃、眼病に苦しむ旭平に住む星野寅松が、新発田市にある菅谷不動明王に願をかけその尊影を吟田川不動尊にうつして深く信仰すると、やがて病が全治したといいます。そのお礼に不動明王と童子の石像を安置し、この地は吟田川不動明王霊地となります。
吟田川不動明王霊地

奥の院の前に等身大不動明王、八大童子、三十六童子、星野寅松像、寄付者名碑が並んだのは明治34年のことでした。
石像は、柿崎区黒岩の石仏師・高橋一広の作です。(息子は高橋三弘。三弘の作品は県内だけでなく、関東や近畿地方などにも広く残り、越後を代表する名石仏師です。)
その後、地滑りのために霊地は荒れてしまいますが、地主や篤志のある人たちの寄付により、昭和60年秋、旧柿崎町が復旧整備し現在に至ります。
吟田川不動明王霊地

訪れたのは、ちょうど彼岸の中日。
真っ赤に咲いた花火のような曼珠沙華が、寺の境内跡地に居ることを実感させ、往時を思わせるようでした。
彼岸花

----- Wednesday, September 23, 2015 (Dawn太 生後7ヶ月|祝・若犬期|212日)-----
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そふぃあ
Posted by そふぃあ
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