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修復完了の渡邊邸・その2

2015年05月27日
歴史を訪ねて
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前記事からの続きです。
平成の大修理完了

囲炉裏のある台所に座ると、そこにお茶席の案内がありました。
お茶の時間に良いので、案内の方に尋ねてみると、今なら奥の部屋が空いていますのでどうぞ!と。
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お茶券を3人分購入すると、一般公開されていない新座敷へと案内されました。
修復完了の渡邊邸・その2

旦那はコーヒー。 
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ちび子と私は抹茶です。
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一席500円で、庭園を眺めて至福の時。
修復完了の渡邊邸・その2

お茶を済ませると、入場口に一番近かく、土間向こうでちょっと離れ的な、お屋敷内では最後の見学箇所になる前座敷へと。
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床の間付きの和室と土間を備えた1階部分。
修復完了の渡邊邸・その2

2階は3間の和室。大正ガラス越しに見る軒屋根には、瓦がのっています。安田瓦でしょうね。
修復完了の渡邊邸・その2

この時、2階の構造がうまく掴めていなかった。。。
1階「二の間」同様に、街道に面した最奥部の和室には、格子がはめ込まれています。
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そして奥の和室との通路に扉があり、開けてみると下へと続く階段がありました。
何処へ下りる階段なのだろう?と、前座敷内の1階内を探してみますが、前座敷1階部には階段が存在しないのです。
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???と首を傾げながら、さらに旦那とちび子が通り土間に戻って捜索していると。。。なんと!2階通路を渡ったかたちで、土間向こうに見た茶の間脇に出て来る階段でした。
修復完了の渡邊邸・その2
実は1階土間部屋、現在事務所として使われている搗屋(カチヤ)脇にも2階へと上がる階段があり、その先には板の間の2階部分が存在しているようです。おそらく、使用人たちが使った部屋なのでしょうね。

ここからは、土蔵のある屋敷内を散策してみます。
修復完了の渡邊邸・その2

出てすぐに主屋を振り返ってみると、左に見える前座敷には瓦屋根が、そして、その他の屋根はたくさんの自然石が上がった、特徴的な「石置木羽葺屋根撞木造り」になっているのが一目瞭然です。
街道に面していることを配慮しての、瓦葺きなのかも知れません。
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お屋敷脇に、離れのようになってある子ども部屋と、さらにその奥は、使用人が使った部屋だと記憶しています。
修復完了の渡邊邸・その2
修復工事の際、ここはNPO渡邊邸の事務所となっていて、2度に渡って我が家を案内し、いろいろと教えてくださったおじさんは、この子ども部屋を使っていらっしゃった方でした。
現在では事務所の位置も変わり、今回はお会いすることが無かったのが、ちょっと残念でした。

お勝手脇には、当時、おじさんから説明していただいた、昔使っていた竈と、ぶっとい梁の切り口部分が。。。
梁の太さが実感できる、重要ポイントですよ!ここ。
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最後に。。。お屋敷に点在している蔵。慶長3年の家相図では12棟あった蔵も、現在は6棟が残るのみです。渡邊邸の蔵の配置は、一列に整然とは並んでおらず、各所に点在しているのです。
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修復完了の渡邊邸・その2

米蔵の中では、渡邊邸の資料展示がされています。
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修復完了の渡邊邸・その2


全ての蔵も真っ白になり、邸宅内もしっかりと耐震補強されたお陰で、今まで見学出来なかった部屋も公開されました。
完成してみると「おぉ、豪邸!」と、そんな当たり前の感想しかありませんが、修復時に2度、その裏の裏まで拝見しているので、さらに、さらに親しみのある、他人様の豪邸です。

後世にも伝えていって欲しい歴史的大邸宅だと思います。
みなさんも是非。
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そふぃあ
Posted by そふぃあ
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