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佛興寺(新潟市)

2012年12月24日
越後に残る名匠の技
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越後のミケランジェロ、石川雲蝶を訪ねる旅。。。
新潟市は中央区にある真宗仏光寺派のお寺 佛興寺にお邪魔しました。
佛興寺

明治13年(1880年)の新潟大火で本堂庫裡を焼失した佛興寺が本堂再建にあたり、縁あって数々の雲蝶作品を譲り受け保存しています。
佛興寺

堂内は撮影禁止ですが、向拝だけは自由に撮影させてもらえました。

≪向拝・子抱きの龍≫
佛興寺

≪向拝・獅子鼻≫
佛興寺 

これまで、獅子鼻の裏面に雲蝶の銘が彫り込まれているものを多く見ましたが、こちらの獅子鼻は、裏面まで丁寧に唐草模様が彫られていました。
佛興寺

≪手狭≫
佛興寺 

佛興寺

お寺の中にお邪魔すると、まず通されるのがご本堂。その欄間の3面には、今にも動き出しそうな十六羅漢が彫り込まれています。そして、雲蝶はお弟子さんと共に仕事をしたらしく、十六羅漢の間に、雲蝶の弟子であった長谷川春平の欄間彫刻が!さらにその両脇には、その弟子の白井安の欄間彫刻を見ることが出来ます。

ここから、本堂隣の “寺寶殿” へと案内されます。
火災から再建されたお寺さんですので、雲蝶作品を守るべく、寺寶殿は見事な海鼠壁の土蔵造でした。
特有のにおいのする内部には、手狭の竜をはじめ、中国の物語を題材にしたという、14点にも及ぶ仙人百態の蟇股(かえるまた)などが所狭しと並んでいます。なかでも面白いのが、逃げ出さないように。。。と、本物の金網の中に収められている雲蝶の代表作ともいえる「千羽鶴」という作品。無数の鶴が入り乱れるように舞う姿で、どの角度から見ても今にも飛び立って行きそうに見える、そんな作品になっています。

手狭も蟇股も、元々は神社仏閣の見上げる位置にあるもの。それが、目の前で、ちょっと腰をかがめて見る高さにあるので、上にあっては分からなかった、雲蝶の計算された妙技を間近で見られ、新たな発見が出来たのも、佛興寺ならではだと思いました。

お寺の方がお留守の場合、内部は拝見出来ませんので、予めご連絡の上、拝観なさって下さい。

訪問日 : 2012年9月1日(土)
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そふぃあ
Posted by そふぃあ
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