【前編】三面川でしか見ることのできない江戸時代からの伝統鮭漁「居繰網漁」を見学してきました

2018年11月14日
お出掛け 2
三面川の居繰網漁
今年も県北の地・村上の三面川に、鮭が遡上してくる季節がやってきました。

三面川の居繰網漁
お天気にも恵まれた日曜日、Dawn太を連れて三面川まで行ってきました。

三面川は、平安時代の頃より「鮭の川」として知られていた川でした。
江戸時代中期頃になると、村上藩の下級武士・青砥 武平治(あおと ぶへいじ)が、鮭の回帰性を利用した増殖方法である「種川の制」を創設したことで、世界で初めて、鮭の自然ふ化増殖を成功させた場所としても有名です。

この三面川では今でも、江戸時代より伝わる伝統的な漁法「居繰網漁(いぐりあみりょう)」によって鮭が採捕されています。鮭が遡上してくるこの時期になると、川舟を巧みに操り、奮闘する漁師さんたちの様子が間近で見られるのです。

三面川の居繰網漁
毎年、秋を迎える頃になると、三面川の川幅いっぱいに「ウライ」と呼ばれる柵が設けられます。
「一括採捕」という漁法で遡上してきた鮭の行く手を阻み、二か所にだけ開いている「落し柵」と呼ばれる鉄柵の中に鮭を捕らえ、採卵し、人工ふ化増殖を行うものです。

三面川の居繰網漁
鉄製の落し柵

三面川の居繰網漁
川幅いっぱいに設けられたウライの対岸側にも、もう一つの落し柵が設けられています。

三面川の居繰網漁
時折、ウライの上を跳ねる鮭の姿がありました。期待大!

三面川の居繰網漁
一括採捕全景。 
漁業関係者が落し柵の中を覗き、鮭の有無を確認していました。鮭が入っていると、ここからすくい上げるのです。

三面川の居繰網漁
こちらは「テンカラ漁」
産卵期を迎えた鮭が、浅瀬の川底に産卵床をつくるために集まっているところへ、錨のような形をしたカギ状の釣り針「テンカラ」を投げ入れて鮭を引っ掛けて引き寄せ、最後はタモ網ですくい上げるという古典的な漁法です。

三面川の居繰網漁
もう8年も前の記事になりますが、その日初めて見た「テンカラ漁」で、鮭が釣り上げられた様子の小さな画像があります。
よろしければ こちら よりご覧ください。

三面川の居繰網漁
対岸には、サーモンフィッシングを楽しむ人たちの姿も!時折歓声が上がり、鮭が釣れた人があったのかも知れません。

今年から一般開放されたそうですが、皆さんちゃんと、期間内に三面川鮭産漁業協同組合に申し込みをしてから楽しまれているはずです。通常は禁止されている三面川のサーモンフィッシングという行為を、調査目的で実施する鮭有効利用調査員さんたち。調査目的なので、釣り上げた鮭は漁協に提出しなければならず、釣り終了後にも一仕事あるようですよ。ご苦労様です。

三面川の居繰網漁
同じ三面川の鮭漁でも、その手法も様々あります。目的の鮭漁は、この網を使った「居繰網漁」
開始時刻が決まっているので、まだもう少し先になりそうです。

三面川の居繰網漁
待っている間、犬好きなご夫婦にたくさん撫でていただき、ご満悦だったDawn太。

三面川の居繰網漁
身支度を終えた漁師さんの姿もチラホラ見られるようになり、そろそろ漁が始まりますね!

三面川の居繰網漁
3艘の川舟に、2人一組で乗り込みます。

三面川の居繰網漁
乗り込んだと思ったら、その先の行動が速かった!慣れたお仕事だから、せっせと漕ぎます。

三面川の居繰網漁
先頭の川舟は、竹棒で水面を叩いていました。

三面川の居繰網漁
後方2艘の動きが、また素晴らしい!

三面川の居繰網漁
息がピッタリで、見事なまでにシンクロしていました。

三面川の居繰網漁
「居繰網漁」は、ウライより下流側で行われます。
村上城址のある臥牛山とのコラボもまた、城下町・村上らしくて大好きな風景です。

三面川の居繰網漁
何だかチラ見せみたいで御免なさい。
スタート位置に着いて、いよいよこれから!というところですが、この後、また写真が沢山になってしまうので、ここで一旦アップします。

本格的な居繰網漁の様子は、また明日につづきます。
(Sunday, November 11, 2018 / Dawn太 生後1,357日)
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そふぃあ
Admin: そふぃあ

Dawn太(ドーン太)
ボーダーコリー ♂ 2015.2.23
世田谷生まれの田舎育ち

Comments 2

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栗千代  

今年もこの季節が来たのですね☆

そふぃあさんのブログにお邪魔するようになって
何時の間にか?新潟通になってしまった私。。。

TVで三面川の鮭漁の様子が紹介された時
この川の読みや漁の名前なんかを言えてしまい
家族に驚かれました。

今年はさらに漁の様子が詳しく解説され
とても勉強になりました。

丼王子さま、ちょっと大人っぽいお顔ですね♪

2018/11/14 (Wed) 12:03
そふぃあ

そふぃあ  

To 栗千代さん

そうそう!
バスセンターのカレーをお取り寄せした時とかありましたね。
拙い記事を参考にしてくださって、興味を持ってくださって嬉しいです!
潟ツウさん、ありがとうございます。

「糸魚川」や「三面川」「三国川」etc…
県内には難読の地名なども多いです。
すらすら読んでくれる他県民さんの存在はなお嬉しい!

犬も三歳半を過ぎるとアラサーな雰囲気が漂い(おっさん顔ともいう)、ちょっと寂しく感じることもあります。
心はいつまでも子どものままなんですけどね。(;^ω^)
10時には自分の寝床へ行くDawn太ですが、それまでの時間は、こんな顔をしながら飼い主の布団で嬉しそうにゴロゴロ撫でられていますよ。

2018/11/15 (Thu) 07:23

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