【後編】三面川でしか見ることのできない江戸時代からの伝統鮭漁「居繰網漁」を見学してきました

2018年11月15日
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前編からの続きです。

三面川の居繰網漁
定刻を少し過ぎ、いよいよ江戸時代から伝わる、県北の地村上・三面川の「居繰網漁」が始まります。

三面川の居繰網漁
丼:。。。で、いぐりあみ漁って何?

「居繰網漁」は、今では三面川でしか見ることができない伝統的な漁法のこと。三面川では鮭の遡上期に、一括採捕施設である「ウライ」から下流300~400m付近の間で行われています。

三面川の居繰網漁
「小回し舟」と呼ばれる川舟は3艘で1セット。
1艘に2人1組で乗り込み、下流へと向かう川の流れに乗りながら、後方(上流側)の2艘で協力し合って舟の間に張った網の中に、川を遡る鮭を追い込もうというものです。

三面川の居繰網漁
先行する1艘は、漁網に鮭を追い込む役。

三面川の居繰網漁
後方の2艘の船尾間に、鮭を捕るための網が張られています。

三面川の居繰網漁
後方の川舟に乗った先頭の人だけが竹竿から櫂に持ち替えて舟を「八の字」に操り、3艘が菱型を描くように広がりながら川を下って行きます。

三面川の居繰網漁
後方の漁師さん、左足で漁網のサイ縄の部分を踏んずけているのでは!?と思います。
手応えならぬ足応えで、捕獲の瞬間を逃さぬよう、神経を集中させているのでしょうね。

三面川の居繰網漁
いよいよなのかな!?。。。と思ったら

三面川の居繰網漁
あまり深追いすることなく、あっという間にUターンして戻ってきました。
鮭の手応えが、全く無かったのですね。。。

三面川の居繰網漁
竹竿で川底を突き刺し、その力で川舟を進ませます。

三面川の居繰網漁
気が付けば、観光客の姿がいっぱい。。。
以前には無かった観覧席もでき、大型観光バスでの見学ツアーもあるようです。

三面川の居繰網漁
1度目の漁が終わると、漁師さんたちはウライの下流側でしばし休憩でした。
一直線のウライのラインが、スタートテープのように見えました。

三面川の居繰網漁
Dawn太が一緒なこともあり、増え過ぎた観光客たちから少し離れ、誰もいない川縁から次の漁を待ちました。

三面川の居繰網漁
2回目の居繰網漁スタートです。

三面川の居繰網漁
川縁に観光客が下りていて、その人を入れずに撮ろうと思ったら写真が良くないですが(汗)後方の川舟に網が張られているのを確認できますでしょうか!?

三面川の居繰網漁

三面川の居繰網漁
八の字に広がる後方2艘の小回し舟。

三面川の居繰網漁
櫂で舟を操る姿が、どうしてもSUPとダブってしまって(汗)

三面川の居繰網漁
今度こそ、鮭が入って欲しいですが。。。

三面川の居繰網漁
この辺りが、ウライから下流300mほどの地点。

三面川の居繰網漁
先頭の川舟が竹竿で水面を叩き、後方2艘の間に鮭を追い立てます。

三面川の居繰網漁
残念ながら、漁は2回とも空振りに終わってしまいました。

この日は川の水量が多く、いつもあるはずの中州も水没していて、流れも速かったような気がします。
先にテンカラ漁をしていた漁師さんと、居繰網漁に出てきた漁師さんとの会話の中で「今日はいないみたいだ」との声が漏れ聞こえていましたが、あまり漁向きの日では無かったようですね。

三面川の居繰網漁
ベテラン漁師さん揃いで息もピッタリですが、後継者はいらっしゃるのでしょうか!?

三面川の居繰網漁
心ある観光客の人たちが、漁から戻った川舟を温かく出迎えていました。

三面川の居繰網漁
居繰網漁で実際に使っていた網です。

三面川の居繰網漁
空き箱空し。。。目の前で揚がった鮭を購入できたかも知れないチャンスでしたが

三面川の居繰網漁
最後は、小回し舟を陸に引き上げ。これまた大仕事ですね。

三面川の居繰網漁
皆さん、お疲れ様でした。

三面川の居繰網漁
臥牛山と三面川、そして居繰網漁のある風景。。。
やっぱり好きだなぁ。

後世にも伝えたい、無くなって欲しくない、村上ならではの秋から冬への風物詩でした。

三面川の居繰網漁
2度の居繰網漁が終わるのを待ち、テンカラをしていた漁師さんでしょうか!?ウライの上を渡ってこちらへと戻って来るではありませんか!最短コースがここだから、地元の漁師さんなら当たり前なのかも知れませんが、なかなか大胆不敵。
ウライを破損させれば弁償モノなので、一般客は怖くてこんなマネはできません!第一、川に落ちたくないし。

三面川の居繰網漁
居繰網漁が終わるのを楽しみに待っていた不届きモノ(!?)がここにも。。。

三面川の居繰網漁
丼:ボクが鮭捕まえようか!?
コラコラ!Dawn太はただ単に、川遊びがしたかっただけでしょ。

三面川の居繰網漁
2018年度 三面川の居繰網漁
実施期間 2018年10月21日~11月30日まで
出漁時間 ■平日 9:00~ ■日曜・祝日 9:00~、13:00~
※悪天候や西風の日は出漁しない場合があります。

三面川の居繰網漁
こちらは、三面川向かいにある第3ふ化場です。

三面川の居繰網漁
第3ふ化場内では、12月上旬頃まで鮭の販売所が設けられています。

三面川の居繰網漁
運が良いと、目の前で揚がったばかりの鮭を購入できる日もあるようですが、この日は不漁だったため、気が付いたらバックヤードから大量に出てきました(笑)

直売所ならではの値段設定になっているので、鮭の購入目的の人も多いようです。
鮭が並び終わらないうちに方々から手が伸び、鮭の争奪戦が繰り広げられます。

三面川の居繰網漁
とりあえず目の前の1匹を確保し、さらにゆっくりと良さそうなモノを選別している人とか。。。

三面川の居繰網漁
村上の塩引き鮭はお腹の真ん中が繋がった状態で、胸の方と尻尾の方の2箇所を切り、内臓を取り出した「つなぎ腹」という方法で加工されます。これは「切腹」を嫌ったためだそうで、何とも城下町らしい話です。
※同じ村上にお店を構える千年鮭 きっかわさんにて撮影した画像で、「つなぎ腹」の様子が確認できます。よろしければ こちら をご参照ください。

三面川の居繰網漁
施設内では、まだまだたくさんの鮭関連商品が販売されていました。

そして、今年の「三面川漁協鮭まつり」は、今月の23日~25日に開催されます!
鮭グルメもあるそうで、お天気に恵まれて楽しいイベントになると良いですね。

私もお腹が空いてきたので、次は鮭グルメを堪能してきます!
(Sunday, November 11, 2018 / Dawn太 生後1,357日)
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Posted by そふぃあ

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