第27回にいがた冬食の陣「当日座」~華麗なる開港5港のカレー編~

2019年02月13日
2
食べ歩記
毎年、真冬のこの時期恒例の食イベント、第27回 にいがた 冬 食の陣「当日座」が、2月9日~11日の3日間にわたり、古町5~7番町の古町会場、万代シテイパーク、新潟ふるさと村の新潟市内3会場にて開催されました。

「にいがた 冬 食の陣」。そのメインとなる「当日座」は、毎年3日間の開催で20~25万人を動員するという、にいがた「食」の一大イベントです。
一昨年より引き続き、今年もテーマは「米王国=米文化=米の陣」。県内外から100軒近くの様々なジャンルのうまいもんが集結し、「食」にわいた3日間となりました。

今年のメインは新潟開港150周年を記念した特別企画「華麗なる開港5港のカレー」

新潟開港150周年を記念した特別企画「華麗なる開港5港のカレー」
新潟は函館・横浜・神戸・長崎と並んで安政の五ヵ国条約による開港五港の一つとなり、新潟港は日本海側を代表する港として発展してきました。明治2年(1869年)に開港した新潟港は、今年の元日にめでたく開港150周年を迎えました。

食の陣2019では新潟開港150周年を記念した特別企画「華麗なる開港5港のカレー」と題し、開港五港の名物カレーが集結し、合わせて12もの個性異なるカレーを提供していました。

カレー食べ尽すぞ!
まずは五港制覇を目指し、3会場にて可能な限りカレーの食べ比べを楽しんできましたのでご紹介します。

新潟ふるさと村会場には「長崎港」の名物カレーが登場!

食の陣ふるさと村会場
新潟ふるさと村会場の様子

長崎港のカレーが集結
長崎港からは、㈲さかもと「龍馬伝説カレー」、長崎笑屋「牛すじ海軍カレー」、ホテルニュータンダ調理「長崎出島ジビエカレー」の3品が参加。

「長崎出島ジビエカレー」と「龍馬伝説カレー」
左:ホテルニュータンダ調理 長崎出島ジビエカレー(500円)
鹿肉とイノシシ肉のミンチが合わさったカレーです。長崎の山にはイノシシが多く住み、江戸時代の出島ではごく普通に食されていたそうで、現在では食の伝承としてイノシシを使った料理が残るようです。(※現在「豚コレラ」が問題になっていますが、豚コレラは人への感染の心配がないこと、また、万が一豚コレラに感染した豚やイノシシ肉を食べても健康を害するということは無いことを、ここに書き添えておきます。)

右:㈲さかもと提供 龍馬伝説カレー(500円)
西洋料理人「現代の名工」長崎市役所食堂シェフ坂本洋司氏が研究を重ね、幕末期の文献等を基に再現・現代風にアレンジしたオリジナルカレーです。
一口食べれば特有な酸味を感じ!バナナ嫌いな末っ娘が「これ、バナナの味がする」と言っていたので、きっとフルーツ由来の酸味なのだろうと思います。豚肉が煮込まれているということでしたが…綺麗に煮溶けておりました。

長崎カレーのポスターと告知
会場の告知案内が▲これだったので、出てきたカレーとのギャップ大賞でした(笑)まさにイベント用なんですね。別紙にて断り書きが添えられていたのも、食べた後で見つけました…私(汗)
カレーの販売所は敷地内に設けられているプレハブ小屋。川風が強くて長蛇の外待ち中は寒いし、飲食ブースからも離れているので、持ち運ぶうちに冷めてしまって残念でした。

万代シテイパーク会場では「横浜港」から中華街まかないカレーが登場!

にいがた食の陣 万代会場
万代会場へと向かう頃には、また雪が舞うお天気に…。

横浜港カレー販売ブース
そんな寒空の下でも、販売ブースのお姉さんたちはにこやかな対応でがんばっていました!

横浜中華街・牡丹園の牛バラカレー
横浜中華街 牡丹園提供 牛バラカレー(500円)
20年程前に牡丹園のまかないから始まったというカレー。お店名物の牛バラ肉の煮込みと融合させた「牛バラカレー」は、現在では平日ランチタイム限定メニューになっているそうです。

カレーのお供に今だけ限定「新潟開港150周年天然水」

新潟開港150周年天然水
3会場でカレーと一緒に販売されていた 新潟開港150周年天然水(100円)
県内大手菓子メーカーのブルボンから今年1月22日に発売されたばかりの、新潟開港150周年に関連した今だけ限定の天然水です。信濃川に架かる萬代橋・旧新潟税関庁舎・みなとぴあ・佐渡汽船などの名所と共に記念ロゴマークを入れたパッケージデザイン。県内名水数々あるのに、あれこれ絡むと採用も難しいのか⁉何故か採水地がお隣山形県の羽黒山という…。新潟の水は旨いのに、きっと大人の事情なのだろうから仕方ない!

同じように、各会場では5都市のレトルトカレーの販売もされていました。

レインボータワーのあった場所
会場になっていた万代シテイといえば、2018年8月末に解体が始まり、同11月末にはその姿を消してしまった新潟市のランドマーク「レインボータワー」があった場所。

ありがとうレインボータワー ~本日より解体~

お盆のあとから、何度か周辺地へと足を運ぶ機会があり、県民にはとてもお馴染みの、あの建物の最後の姿を、写真や動画に残すことができました。信濃川を横に立つDawn太の右奥に見えるのは、新潟市のランドマーク「レインボータワー」...

レインボータワーがあった場所
そんな歴史の残骸を見ながら味わうイベントカレーもまた歴史のひとつ。

古町会場には 新潟・函館・神戸の三港のカレーが集結!

第27回にいがた冬食の陣「当日座」
メイン会場ともいうべき古町5番町・6番町・7番町のアーケード街には、新潟1店舗、函館2店舗、神戸からは4店舗ものカレーが集まりました。

地元新潟からは国内最古のイタリアンレストラン「イタリア軒」が参加!

イタリア軒の出店ブース
地元からは、皆さんよくご存じの「ホテル イタリア軒」が参加されていました。日本のミートソーススパゲッティ発祥の店⁉とも噂されるのは、明治7年(1874年)に国内で初めてイタリア人であるピエトロ・ミリオーレ氏が牛鍋屋を開いたのが始まりと伝わるレストラン。それが、現在は新潟市内の西掘通にあり、高級ホテルとして知られるイタリア軒!開港直後にできた老舗レストランです。

ホテルイタリア軒のカツサンド
地元で開催される食の祭典とあって、ホテルイタリア軒のブースでは2種類用意された秘伝カレーのほかに、豚汁やクラムチャウダー、玉こんにゃくといった温かいメニューも販売されていました。(写真は販売されていたポークカツサンドイッチ¥550)

他県のカレーは一律1食500円で提供されていましたが、イタリア軒だけは1食6~700円での提供。その代わりにハーフサイズも用意されていたので、よくばり家族はあれもこれも食べたくて、2つのメニューをそれぞれハーフサイズで楽しんでみました。

イタリア軒のビーフカレー
イタリア軒 特製 ビーフカレー(ハーフサイズ400円)
時はまだ大正の頃。県内で一番最初に「ランチサービスメニュー」を取り入れたのもイタリア軒だったとのこと。牛肉を使った上品で中辛スパイシーな伝統の味は、その時代の人たちにも人気だったそうです。

イタリア軒のハヤシライス
イタリア軒 伝統の ハヤシライス(ハーフサイズ400円)
イタリア軒の看板メニューといったら、昭和の初めから変わらぬ味という洋食の定番「ハヤシライス」。きっとファンも多い一品だと思います。
玉ねぎの甘み溶け込む濃厚なソース。手間暇かかるこの逸品は、開港当時からの老舗西洋料理レストランの歴史をも支えてきた味なのでしょうね。
カレー番外編メニューですが、イベントで出会えて良かった!

函館港からは老舗2店の看板カレーが登場!

にいがた食の陣「横浜」
函館からは、五島軒の「イギリス風ビーフカレー」、印度カレー小いけの「ポークカレー」の2品が参加されていました。

函館2カレー
左:印度カレー小いけ提供 ポークカレー(500円)
創業昭和23年(1948年)、すでに70年余りの歴史を持つ人気店「印度カレー小いけ」 。三代目の作るカレーには、イベント中一番沢山の豚肉入りで、受け取った瞬間から「おぉ~!」。
末っ娘の注文品でしたが、私以上に辛いものに強くなったはずの子が、食べたあと、口の中にスパイスの辛さがジワジワと続くらしく、辛さ凌ぎの食べ物を探すくらいにスパイシーだったようです。辛いもの好きにはクセになるはず!

右:五島軒提供 イギリス風ビーフカレー(500円)
明治12年(1879年)創業の老舗レストラン「五島軒」。大正期に二代目が完成させた本格欧風カレーは、長きにわたって愛され続け、当時の味を守り続けた伝承のビーフカレーであり、五島軒の看板メニューです。

神戸港からは4店舗5種類のカレーが登場!

神戸港販売ブース
アールティージャパンの「キーマカレー」「ベジタブルカレー」、伊藤グリルの「黒毛和牛のカレー」、パルフェ県庁前本店の「チキンとトマトの カレーライス」、Sionの「旧オリエンタルホテルの味を受継ぐ伝統のカレー」と、神戸からは、イベント中最多の4店舗が参加。一番賑わっていたカレー販売ブースでした。

神戸港のカレー2種
手前:パルフェ県庁前本店提供 チキンとトマトの カレーライス(500円)
パルフェのカレーライスは、元々はショットバーで出していた品だそう。飲んだ後でもサッパリ食べられるように、トマトの酸味を生かして作られています。入っている鶏肉は、一度唐揚げにしてから使われているようです。

奥:アールティージャパン提供 キーマカレー(500円)
平成9年(1997年)創業のアールティージャパン。本場インドで10年以上の経験を積んだベテランインド人コックさんが作るキーマカレーは、日本人にも食べ易いマイルドな辛さ加減でした。

キーマカレーのナン
本格インドカレーのお店らしく、アールティージャパン提供のカレーメニューのみ、同価格でライスかナンが選べました。当然のようにナンを選んでみましたが、本場のナンは丸いんですよね。イベントなので仕方ないですが、ナンは作り置きだったのでちょっと硬かったのが残念。
ビールのおつまみにも美味しかったけど…(笑)

カレーのお供にエチゴビール!

キーマカレーとエチゴビール
ルレクチエ&ピーチ・ホワイト(Sサイズ200円)
新潟県特産の芳醇な西洋梨「ル レクチェ」と「桃」が融合、エチゴビールの「ホワイトエール」とコラボしたフルーティーな飲み口のビールです。

エチゴビール販売の様子
エチゴビールは、日本で初めて造られた「地ビール」です。神戸港カレーブースすぐ近くに出店されていて、見たらやっぱり買っていました(笑)10種類ものビールが用意されていたので、こちらも目移りしながら選びました。

さすがに今回用意された12種類のカレー制覇は無理でしたが、目的だった「開港五港のカレー」を一通り味わったので、次は、全国から集結したイベントグルメを楽しんできます。
関連記事
そふぃあ
Posted by そふぃあ
Dawn太(ドーン太)
ボーダーコリー ♂ 2015.2.23
世田谷生まれの田舎育ち

Comment 2

There are no comments yet.

さいさん  

うわぁ~
寒そう!
色んなカレーを食べ比べしたい!

2019/02/14 (Thu) 12:41
そふぃあ

そふぃあ  

To さいさん

どれもちゃんと、レストランカレーの味になっていて、美味しかったです。
カレーは幾つ並べても、絵的に同じになってしまうのがナンですけどね。(;^ω^)
1つ1つ個性もはっきりしていました。

2019/02/15 (Fri) 07:02

Leave a reply