食べ歩記

五泉の住宅地にある「手打そば鬼七」にて二八とは思えぬ風味豊かなそばをいただきました

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五泉市内に評判のおそば屋さんがあると聞きつけ、早速お昼時にお邪魔してきました。
最寄り駅は五泉駅。県道436号線から少し入った、閑静な住宅街にひっそりと佇むおそば屋さんです。

手打そば 鬼七(きしち)

手打そば 鬼七
度々メディアにも取り上げられる人気店だそうです。
午後一時少し前に到着。さすが人気店だけあって店内満席の状態で、外待ちにも一組のご家族が空き待ち中。私たちもウエイティングボードに記名し、しばし外で待機しました。この日は再び寒さが戻り、昼間の気温も一桁のまま。寒い時期に外待ちはちょっと辛い。

回遊できる苔庭が素晴らしい

鬼七お庭アプローチ
待ち時間にブラブラと散策させていただいた、手入れの良く行き届いたお庭がまた素晴らしかったです。
庭へのアプローチの一部に使われているのは、安田瓦と同じ素材でできた正方形のタイル。駐車場からも回遊できるよう、流れるようなデザインが施された苔庭になっていました。今は色の無い季節ですが、新緑や紅葉の時期はさぞ見事なことでしょう。

笑う鬼の置物
こんなところに、村秀鬼瓦工房さんの笑う鬼がかくれんぼ。

苔庭にいる風小僧
ふかふかな苔庭の上には風小僧の姿も。「ふぅぅぅ~っ」っと、だしの風を吹いています。

玄関脇にある手水鉢
玄関脇の手水鉢からは、綺麗な水が流れ出ていました。五泉は水も美味しいので、そば打ちにも適しているのでしょうね。
昼間のお庭は勿論のこと、灯りが入った時間帯もきっと美しいのでは?と想像させる外観でした。

鬼七暖簾
10分ほど外待ちの後、名前が呼ばれて店内へ。

シックで大人の空間を感じる店内

鬼七テーブル席
玄関で靴を脱ぎ、上がったワンフロアの客室。板張りの落ち着いた空間には、座卓席・掘り炬燵式座卓席・テーブル席と、40名程度の収容スペースになっていました。足元に冷たさを感じず…もしかして床暖房(?)

鬼七店内の様子
我が家が案内されたテーブル席は、両サイドに粗目平織の透かし布が下げされ、圧迫感のない印象で目隠しがなされていました。大開口の座卓席からは、食事をしながらも正面のお庭が眺められます。

おしながきとお茶
冷たい蕎麦・温かい蕎麦・天丼・一品料理・コース料理・デザートまで、種類豊富なおしながきに随分悩みました。
料理は30分程ほど待ったところで提供されました。

田舎そば(864円)

鬼七 田舎そば
運ばれてきた瞬間ピカピカに輝いていて、思わず「うわぁ~、綺麗!」と声が出てしまいました(笑)

鬼七 田舎そば
むむっ!これは美味しい。見た目も綺麗でしたが、味も綺麗なそばでした。((美^~^味))
北海道産のそば粉二種類をブレンドした二八そばです。細目なので喉越しも良く、それなのにコシがある。二八なのに、まるで十割そばを食べているかと思うくらいに豊かなそばの風味がありました。

そばつゆは、長野で体験したことのあるキリッとした味わい。そばはそのままで食べるより、少しそばつゆが付いた方が、より味わいが深くなります。

更科そば(864円)

鬼七 更科そば
そばは田舎そばと更科の二本柱で、こちらは旦那の注文品。こちらも艶っつや!

更科そばと田舎そば
甘みを選ぶなら更科。そばの風味を楽しむなら、外皮も挽きこんだ田舎そばといったところでしょうか。

天婦羅盛合せ(648円)

鬼七 天婦羅盛合せ
大海老1本と、インゲン・舞茸・ナス・さつまいもの野菜天4種盛り。天つゆは無く、塩が添えられて提供されます。
揚げ油はサラダ油のようです。私は3種類食べましたが、うち2種類に生の衣が残っていたので、あともう30秒揚げて欲しい惜しい天婦羅でした。

【一品料理より】 そばがき(1,080円)

鬼七 そばがき
実は、そば屋の仕事ぶりが伺える一品がこの「そばがき」。提供されるのであれば、私も迷わず頼んでしまうメニューでもあります。

鬼七 そばがきアップ
二八にしても、あんなに風味豊かだったそば粉でしたから、そば粉100%の団子が不味いわけがありません!
私の中では、戸隠の有名店で食べたそばがきに匹敵するくらい、ほわっとして美味しいそばがきにここで出会えました。

かえしと一味でいただくそばがき
まずは、かえしと一味で

餡子を添えたそばがき
甘さ軽めな餡子を添えてデザート風に

【デザートメニューより】 あずき湯(324円)

鬼七 あずき湯
まさか「そばがき」に餡子が添えられているとは知らず、デザートにこちらも頼んでいました(汗)
もう一つのデザートメニューである「アイスクリーム」も少量添えられた、お得感ある一品になっていました。

鬼七 あずき湯
あずき湯は、そばがきに添えられていた餡子が、そば湯で割ってあるようなトロミと風味がありました。可愛い白玉が二つ入っていますが、そば団子でそば尽くしだったらより嬉しかった(妄想)
鬼七さんの餡子類は、非常に甘さが軽くて上品に仕上がっています。餡子が苦手な私でも、浴びるほど飲める!と思いました(笑)

〆のそば湯

〆のそば湯
テーブルが狭いので、デザート類を持って来た際に食事のプレートを下げられ、代わりに置いて行ったそば湯。そばツユの入った猪口も持っていかれてしまったので、お願いしたら代わりの空猪口を持って来て下さいました(笑)強いトロミのある、濃厚なそば湯だけでも十分に美味しかったですが…。

最後は、食後のお茶と一緒に提供された市販のサクサクアーモンドもいただいて、そば尽くしのランチを終えました。

おしまいに

まさか五泉に、こんなに美味しいおそば屋さんがあるとは思いませんでした(あっ、失礼)。県内で「美味しい二八そばが食べられるお店は何処?」と聞かれたら、迷わず「鬼七さん!」と答えられるような、美味しいおそば屋さん発見になりました。
ご店主の腕は確かなので、料理の味は申し分ないです。

しかし、天婦羅の一部が半生であったり、そば湯を持ってきた段階でそば猪口が下げられてしまっていたり、そばに添えられたワサビが手元に残っていたら、そばがきと一緒に楽しみたかったな…とか。ご店主の関わらない部分で、残念な場面が多々あるお店であったのも確かです。
それもこちらが、「食べた食器は早めに下げられてしまうお店」と認識していれば、次回からは全て下げられてしまわぬよう、自分で気を付ければ良いだけのことですが…(笑)
そんな一面がありながらも、それさえ全て帳消しにしてしまうような、絶品そばとの出会いでした。

絶対に外せないのは「田舎そば」と「そばがき」。さらに次回は一品料理をあれこれ選び、また堪能してみたいと思いました。
ご馳走様でした。(Saturday, March 23, 2019)

手打そば鬼七 外観
手打そば 鬼七
五泉市赤海1-4-27  地図
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Comments 4

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つばき  

手打そば 鬼七

やはり、お庭のお手入れがこれだけ行き届いているお店は、いい仕事をしてみえますね。店内も、緑と日光の光を程よく取り入れ、センスが光ります。
そばがき・・・経験してみたいです。

2019/04/02 (Tue) 19:02 | EDIT | REPLY |   
そふぃあ

そふぃあ  

To つばきさん

お庭はかなり手入れされていると思います。
客を五感で喜ばせようという、ご店主の気持ちだと思います。

そばがきは美味しいですよ。
お酒のつまみにもなりますが、私はデザート感覚でいただくのが好きです。

2019/04/03 (Wed) 07:22 | EDIT | REPLY |   

kyonzy  

初めてだったとは意外でした!という私もまだ行けてないのですが、通りがかるたびに心惹かれるお店の一つです。

食器を下げるタイミングというのも難しいものですね。以前伺った山風さんというお蕎麦屋さんでは、一緒に食べようと思っていた天ぷらとお蕎麦が懐石のように順番に出て来て驚いた事がありました。日本食のルールというものもあるのかもしれませんね。
次に行くときはひと声かければ良いかなと思っていますが…。

皆さんそれぞれ自分好みの食べ方があるでしょうから、次回はという事でしょうか。

2019/04/04 (Thu) 09:54 | EDIT | REPLY |   
そふぃあ

そふぃあ  

To kyonzyさん

犬連れで出掛けることが多くなっているので、行ける地域にも偏りがある我が家です。
たまたま調べていて人気店と知ったお店でしたが、確かに美味しかったですよ。いつか是非。

山風さん、興味深いです。
そばは茹で立てが美味しいですし、天婦羅はアツアツの揚げたてで食べて欲しいからなのでしょうね。
お店によってのルールが様々あると思うので、本当の意味では二度目からが美味しいのかも。

2019/04/04 (Thu) 10:00 | EDIT | REPLY |   

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