いもり池にあるお休み処「芭蕉苑」で手打ちそばも揚げたて天ぷらも食べ放題
誰か、かぁ~さんの食欲を止めてあげてくださぁ~い!

風光明媚な妙高の観光スポット「いもり池」に来たなら、やっぱりこの景色を眺めながら地元の美味しいものが食べたい!
この度は、ワンコ連れでも利用できる「いもり池」のお休み処で、前回の訪問時に見つけてとても気になったランチバイキングに挑戦してきました。(フードファイターじゃないから「挑戦」っておかしな表現かぁ!)
いもり池にて2017♪~前日ワクチン摂取したので涼探しの旅#2~
----- Sunday, May 21, 2017 ---------- Dawn太 2歳2ヶ月(生後818日) 季節外れの菜の花の風景を楽しんだ後は、池の畔も涼し気な(…と思った)いもり池へとやって来ました。過去にも何度か訪れていて、食べ物記事以外で、ちゃんと...
いもり池 手打ちそば 芭蕉苑(ばしょうえん)

ローカル番組のみならず、何度も各種メディアに登場している人気店です。食事時には店内も外席もお客さんでいっぱい。気軽にいただけるカフェメニューやテイクアウト品も用意されているので、営業時には常に人の姿が絶えず賑やかです。
ペットを連れての入店はできませんが、眺めの良いテラス席がたっぷり設けてあり、そこでなら犬連れでも利用可能になっています。お天気の良い日は妙高山を眺めながらのテラス席の方が、むしろ特等席かも知れないお店です。

何といっても芭蕉苑の看板メニューは、ランチタイム限定で提供される食べ放題!
石臼挽き手打ち蕎麦、目の前で揚げたてをいただける旬菜天ぷら、各種用意されたお惣菜、これが全て食べ放題で大人一人1,790円+税。二年前に目撃した時よりもワンコイン分ほど値上がりしていましたが、結果的にはどれも美味しくて大満足だったので、妥当な値段設定になっていると思います。
さらに美味しくなった芭蕉苑のお蕎麦を楽しもう

芭蕉苑で提供されるお蕎麦が「雪室熟成粉」になり、さらに美味しく進化したようです。常温保存に比べ、雪室の一定した湿度・温度の基で保存されることにより、蕎麦はさらに甘みを増して熟成され、モッチリとした歯触りやコシが生まれていると思われます。
お店側の準備ができ次第「食べ放題」は開始になります
ランチタイムは午前11時からと記憶していたので、ランチ開始までの間にいもり池の散策路で時間潰しをしてきたつもりでしたが、一周して戻って来ると、もうすでに店内では食事をしているご家族の姿があり、屋外の天ぷら場では、係の女性が次々に天ぷらを用意していらっしゃる。
天ぷら係の女性に「ランチは11時からですよね?」と尋ねてみると、「もう食べられますよ。」とのお答え。かなり大らかで、準備ができたところから食べ放題の提供開始になるようでした。
ちなみにこの日は、午前10時半開始。お昼には少し早い時間ですが、私たちは朝飯も早かったので、ここで迷わずランチにしました。
「二八」も「十割」も「茶そば」も「揚げたて天ぷら」も全部食べ放題!
まずは店内にて料金前払い。そこで人数分のお蕎麦を注文し、そば猪口を受け取って試合開始です。

店内バイキング台に用意された蕎麦ツユと味噌汁
蕎麦の薬味も種類豊富に用意されていました。飲んだらお腹一杯になる…と思ったお味噌汁は、キノコメインの具沢山汁。

店内バイキング台に用意されたお惣菜の数々
木の芽たっぷりな厚揚げの煮物、わらび入りの和え物、ポテトサラダ、生野菜、香の物、カレー、ご飯など。

店外軒先にある天ぷらスペース
天ぷらを揚げるスペースだけは、お店の外になっています。休む間もなく、目の前で次々に揚がる天ぷらの数々。新しい食材が揚がると「〇〇の天ぷらが揚がりました!」と、大きな声でアナウンスされます。
混雑時のお蕎麦争奪戦に有利なのは店内席、揚げたて天ぷらを真っ先に取りに行けるのはテラス席が有利といったところでしょうか。

地元・山の幸が勢揃いしている天ぷら食材
こごみ、タラの芽、山ウド、こしあぶら、根曲がり竹、行者にんにく、ブナシメジ、白シメジ etc…。春を感じる山菜をメインに、カボチャやサツマイモなどの地元野菜も揚がっていました。

天ぷら関連用品が置かれた店外バイキング台
蕎麦に天ぷらは付きもののケンミンですが、意外と蕎麦ツユに天ぷらをドボンと入れて食べちゃう人、そうさせるお店も少なくないのが実状県。蕎麦ツユとは別に、天つゆも用意されているという心遣いが嬉しいです。しかも、抹茶塩とわさび塩の二種類まで用意されているという!

丼:ボクのは?
天ぷら用品台の向こうに見える外席が、今回、私たちが使わせていただいた特等席です。

店内に用意されていたお惣菜を取り分けてつまんでいると、注文してあった人数分のお蕎麦がテーブルへと運ばれてきました。

二八蕎麦
運ばれてきたのは二八蕎麦。ここにも木の芽があしらわれて春を感じます。
一口すすったお蕎麦がもっちりとしていて喉越しも良く、お店の告知どおりに「美味しくなってる!」と思いました。

十割蕎麦
早くも旦那と末っ娘がお蕎麦のお替わり。席までお蕎麦を運んでくれるお姉さんも犬好きなようで、持って来た蕎麦をテーブルに置くと、Dawn太を撫でていってくれました。
お姉さんの言葉に一瞬耳を疑いましたが、お替わりで運ばれてきたお蕎麦は「十割蕎麦」でした。

丼:…で、かぁ~さんは違いのわかる女なの?
もう、これははっきりと!十割は蕎麦の甘みがダイレクト。
食べ放題では「二八」しか提供されないと勝手に思い込んでいたので、二年前に来た時は、美味しい蕎麦の代名詞「霧下そば」の十割がいただける単品の蕎麦メニューと天ぷらをセットにして、あえて食べ放題は避けたというのに…。そうかぁ、食べ放題でも十割蕎麦が提供されるのかぁ!

〆は茶そばで
普段のランチ開始時刻の11時を回る頃になると、店内もテラス席も客で埋め尽くされるような大盛況ぶり。そうなると追加のお蕎麦も各テーブルまでは運ばれず、まとめて茹であげられると店内のバイキング台に置かれ、各自で取り分けることになります。
我が家の〆蕎麦は香り良い茶そばでした。その後はまた順に「二八」「十割」「茶そば」と、ローテーションを繰り返し茹であがって提供されていました。また蕎麦だけでなく、合間にうどんも提供されていました(カレーをかけてカレーうどんも捨てがたいが…もう無理!)。ご飯も天つゆも用意されているので、天ぷらをのせてオリジナル天丼なんていうアレンジが可能で楽しいのも食べ放題の醍醐味ですね。
「食後の一服」は個性感じるアイデアコーナー

食後のおたのしみ♪
他店のバイキングには見られない、芭蕉苑ならではの個性あるスペースが▲こちらでした。
壁に手順が書いてあるので、茶道を知らない旦那と我が娘が抹茶の分量や湯量で四苦八苦しつつ、一緒にお茶を点てて楽しそうでした。

水指には水が入っていないし、釜はグラグラ沸騰していて高さ的にも怖い感じでしたが、熱湯を使って久しぶりに点てた茶筅入りのお茶でも、美味しいに変わりはない。楽しさや思い出も味のうちですね。(道具の手入れお願いします。特に消耗品の茶筅が…(笑))
おしまいに

やっぱり食べ過ぎました!特に、揚げたての山菜天ぷらが美味しくて、何度「揚がりました!」の声につられて席を立ったことでしょう。蕎麦も種類豊富に次々とテンポよく提供されるので、この満足感からリピーターも多いお店だと思います。
しかも、真正面に妙高山を望むこのロケーション。これがまた、最高のスパイスになってくれたと思います。
春には豊富な山菜、秋には新蕎麦とキノコが楽しめることでしょう。11月末になると冬季閉鎖になってしまうお店なので、新蕎麦の声を聞いたらまた駆け付けたい、お得感ある芭蕉苑の食べ放題でした。
ご馳走様でした。(Sunday, May 19, 2019 / Dawn太 生後1,546日)
皆さんも是非!

手打ちそば 芭蕉苑
新潟県妙高市大字関川2316-1 ※地図