見て 聞いて ふれて楽しい「やすだ瓦ロードフェスティバル2019」に行ってきました

2019年06月18日
お出掛け 6

今年は春先から阿賀野市にご縁が深く、何度か通ううち、6月9日に毎年恒例のイベント「やすだ瓦ロードフェスティバル」が開催されることを知りました。何度も訪れた町ですが、イベントに参加したことが無かったので、今回はじめて参加してみました。

公式発表によれば、今年の参加者は6,000人とか。とても賑やかで、新しい発見も多い楽しいイベントでした。

やすだ瓦ロードの案内板

阿賀野市のブランド品「安田瓦」について

阿賀野市保田で製造され、断熱性と耐寒性に優れる「安田瓦」は、江戸時代からの長い歴史を持ち、雪国の厳しい気候にも対応できる高品質を誇る阿賀野市の特産品です。全国規模では「日本三大瓦産地」に次ぐ4番手であり、東日本の中ではトップの生産量を誇ります。

その前身ともいえるのが、同地区で焼かれていた陶器「庵地焼(あんちやき)」。江戸時代末期の頃に加賀の瓦師が同地を訪れた際、良質な粘土に阿賀野川が運んだ砂がほどよく混じった地質が瓦づくりに適しているのを発見したのがきっかけとなり、その技術が伝授されて安田瓦の生産が始まりました。

県内では越後一ノ宮・彌彦神社の勅使館や絵馬殿をはじめ、新潟市の旧県会議事堂、旧税関、北方博物館、県知事公舎など、由緒ある建物の屋根に安田瓦が使われています。また、地元で耐寒性のある瓦が調達できなかったことから、お隣・福島の会津鶴ヶ城の瓦にも、安田瓦の赤瓦が採用されています。

かわらびとの町「阿賀野市保田」の瓦ロード

阿賀野市保田にある「やすだ瓦ロード」は、瓦や鬼瓦を手掛ける工房が並ぶ街角に、お堅い印象の瓦を別角度から興味を持ってもらえるように工夫され整備された、瓦アートが点在する散策路です。安田瓦の製法技術を生かした一万枚にも及ぶ瓦のオブジェやアート作品などが点在し、作品や瓦工場を実際に見ることができる観光スポットとなっています。

やすだ瓦ロードフェスティバルは何をするイベント?

すでに実際「やすだ瓦ロード」を巡ったことのある私には、まずそれが謎でした。だけどお祭りで楽しそうなので、とにかく現地に行ってみる(笑)

地元地図兼スタンプラリーの台紙
現地に行って手渡された周辺地図兼スタンプラリーの台紙

現地に着いてすぐ、スタンプラリーの台紙を手渡されてようやく納得!確かに、露店なども出てお祭りに変わりはありませんが、瓦ロードを巡りつつ、地元の食や瓦文化に直に触れて欲しいというイベントなのですね。

スタンプラリーを制覇してアンケートに答えると、景品として先着2,000名にヤスダヨーグルトがプレゼントされるそうで…。

スタンプラリーの景品ヤスダヨーグルト

少し前に制覇したばかりの瓦ロードをまた歩く話に乗り気でなかった末っ娘が、ヤスダヨーグルトがもらえると知り、俄然スタンプラリーにやる気を出し!(子どもかっ!)

でもこのスタンプラリー、「見て」「聞いて」「ふれて」のイベントでは最重要な部分。参加してみて大正解でしたのでご紹介します。

瓦工房を見学しながら地元の人と触れ合えるスタンプラリーに出発!

スタンプラリー開始

起点・終点は「瓦テラス」。ここから8ヵ所設けられたポイントを巡り、再び戻って来るという内容のスタンプラリーです。

歩き始めてすぐ、瓦ロードのランドマークでもある煉瓦煙突が見えてきます。この辺りは片側通行ですが、最初のスタンプ台が置かれている辺りからは、歩行者天国になって安全確保がされていました。

やすだ瓦ロードにある瓦塀

瓦の町は家の塀も瓦です。奥に煉瓦煙突がチラ見えしています。

ガーデニング瓦販売所

ガーデニング瓦販売所

本線に案内が出ていたので、それに従ってちょっと脇道に入ってみると、ガーデニング用に!という瓦が激安で販売されていました。これだけ安いと、庭の土留め用にまとめ買いも良さそう!産直ならではですね。

ガーデニング用瓦販売

最初のスタンプポイント「丸三安田瓦工業」にて

最初のスタンプポイント

この辺りから完全に歩行者天国になり、撮影ポイントあり、グルメあり、瓦絵付け体験や工場見学ありと、たくさんの人で賑わっていました。

最初のスタンプ押印

最初のスタンプGET!スタンプ台に置かれた文鎮、やっぱり瓦素材なんですね。

粘土工房 ものがたり

私が瓦ロードを訪ねるタイミングが悪く、いつも定休日にぶつかってばかりだった丸三安田瓦工業の工場脇にある「粘土工房 ものがたり」が開いていたので、念願の初訪問となりました。

ギャラリー内には、様々な窯元の器などが展示・販売されていました。「写真を撮っても大丈夫ですか?」と尋ねると、案内の方から快いお返事をいただけました。

阿賀の清川焼光越窯
阿賀の清川焼光越窯

月飾シリーズ
月飾シリーズ

TSUKIシリーズ

2017年度のグッドデザイン賞を受賞し、安田瓦と同じ素材で作られた食器「TSUKI」も置かれていました。

TSUKIシリーズ

「瓦テラス」のレストランで、この「TSUKI」の楕円皿で食事したことがありますが、こんなにもバリエーション豊富な器なのですね。

屋根は安田瓦と書いてある瓦

「屋根は安田瓦」さりげなく宣伝も…。

鬼瓦の顔出し撮影ポイント

イベントならではの顔出し撮影ポイントも用意されていました。Dawn太の記念撮影を済ませ、さらに次へGO!

長場鬼瓦工場にて

長場鬼瓦工場外観

こちらも自分たちで瓦ロード散策した日には閉まっていた工場です。

長場さんの鬼瓦の表札

笑顔の鬼に出迎えられ

長場鬼瓦工場の製品たち

入った先は鬼だらけでした。

長場鬼瓦工場の製品たち

大きな鬼瓦は手を出しにくくても、生活に密着した小物たちなら、身近に置いて気軽に使えて良いですね。

長場鬼瓦工場の焼き窯

長場さんでは、普段立ち入れない工場も見学可能になっていました。

やきもの広場にて

やきもの広場にある屋根

この日は屋根の上も大盛況(笑)

瓦割体験

気合と共に小学生が割った瓦
「エイッ!」

やきもの広場では瓦葺きや瓦割といった、瓦の町ならではの体験イベントが用意されていました。ちょうど小学生の男の子が瓦割にチャレンジする場面に遭遇しましたが、綺麗に真っ二つに割れてお見事でした!

村秀鬼瓦工房にて

村秀鬼瓦工房前

この度のスタンプラリーで各工房(工場)内を自由に見学できると知り、一番楽しみにしていたのが、こちらの村秀鬼瓦工房さんです。

笑う鬼家族

内部は人間のみ見学OKなので、丼父と交代で見学しましたが、Dawn太を連れて工房前で待機していると、おばあちゃまが「お茶でもどうですか?」と声を掛けて下さり、その素敵な笑顔が、このお宅で生み出されるお人形たちの笑みの原点のように感じられました。

村秀鬼瓦工房前に置かれていた子鬼の置物

村秀さんの鬼瓦や置物はメディアでも紹介されて人気となり、今では予約待ちでいっぱいの状態です。

村秀さんのギャラリー展示

工房のギャラリーに行ったら、私が欲しいと思っている置物があるかも…と思ったものの、置かれていたのはお皿や小物ばかりでした。そうですよね、予約は数年待ちとも言われているわけだから。

さらに、ギャラリー奥にある工房も見学させていただきました。

鬼瓦の型紙

工房内に入ってまず目をひいたのは、床に広げられた大判な図面でした。村秀さんはおよそ百年以上も前から、寺社仏閣の鬼瓦を中心に製作している工房です。現在人気の可愛いお人形たちは、雪で瓦が葺けない冬場の副業だったそうです。

瓦粘土と型

瓦粘土のかたまりと、型の一部が置かれていました。一抱えもある大きな型でした。

工房に置かれた無数の瓦型

工房内の至るところに、所狭しと瓦型がうず高く積まれていました。

型の模様が見えました

瓦の型で間違いないはずだと思って撮影していても、型だという確証も無く…。一部、型の模様が見えるものを見つけ「やっぱり瓦型で良かったんだ!」と安心したド素人でした(笑)

乾燥中のネコ人形

乾燥中の粘土人形たち

工房内ではオーダー品が自然乾燥中。急激に乾かすとひび割れてしまう場合もあるので、窓の開閉や暖房などにも注意が必要だそうです。

工房内に置かれた機械

工房内に置かれた機械

乾燥中の鬼も昼寝

工房出口付近にも、乾燥のためのスペースが設けてありました。

乾燥中の風小僧と鬼も昼寝

窓辺の乾燥棚では、だしの風を吹かせる「風小僧」と「鬼もひるね」が自然乾燥中でした。

乾燥中の止め蓋瓦

これは止め蓋瓦でしょうか?

外して置かれたままの足型

ここで外してそのまま放置かな!?窓際で乾燥している置物よりも大きな足型が置かれていました。

置物のネコと対話しているようなDawn太

初めて見る工房内の様子に感動しつつ戻って来ると、Dawn太がお庭のネコちゃんと仲良くなっていました。

スタンプ台にもネコの置物が

村秀さんはスタンプラリーの6番目。スタンプ台の上にもちょこんとネコの置物があって、実に村秀さんらしかったです。

村秀鬼瓦工房のネコの置物が見える塀垣

村秀さん家の塀垣にいる鬼とネコたちに見送られ

8個目のスタンプ押してもらいました

8番目のスタンプ所「安田温泉やすらぎ」で最後のスタンプをもらえばミッション完了!

スタンプ所にいたお姉さん、日差しを浴びて腕が真っ赤に日焼けした姿でがんばってらっしゃいました。お疲れ様でした。

間に合うか?2,000本のヤスダヨーグルト

戻ってきた瓦テラス前

見どころ満載でアチコチ立ち寄り、再び瓦テラス前に戻って来たのは、ここを出発してから2時間後のことでした。

強い日差しこそ無い日でしたが、気温は28℃ほどあって散策するには暑く。だけど、この地らしい強い風が吹いていたお陰で、なんとかしのげた気がしました。

ヤスダヨーグルトGET!

低気圧がいたずらしているのか?どうも私の調子が朝から良く無くて、家を出ることから出遅れてしまった日でしたが、無事にやり切れたし、美味しいヤスダヨーグルトの配布にも間に合った!

さすがに、来た時にはあった期間限定商品という「オレンジ&グレープフルーツ」の方は先に無くなってしまったようでしたが、ノーマルのヤスダヨーグルトはいつ飲んでも美味しくて間違いない!ご当地で飲むからなおさらのこと!

他にこんなイベントもやっていました

鬼瓦デザインコンテストの様子

スタンプラリーの出発点であった瓦テラス前では、テント下で「鬼瓦デザインコンテスト」が行われていました。自分で考案した図案をもとに、鬼師によって瓦を焼きあげてもらえると書かれていました。優秀作品は後日プレゼントされるそうですよ。これも記念になりますね。

瓦テラスのガーデンテラス

瓦テラスにあるガーデンテラスでは、常時コンサートが行われていました。思った通り、素敵なステージになる空間でしたね。

おしまいに

大きな鬼瓦とDawn太

こういう機会だからこそ、普段なら開放されない工場・工房の中にまで入って見学でき、直に話をお聞きできる、安田瓦の新しい魅力を発見できるイベントでした。

イベントの楽しみは見学だけではないですね!次回は地元で出会ったご当地グルメや、ここだけでしか出会えない瓦グルメなどご紹介します。

(2019年6月9日開催「やすだ瓦ロードフェスティバル」にて / Dawn太 生後1,567日)

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そふぃあ
Admin: そふぃあ

最後までお読みいただきありがとうございます。
※撮影した写真の著作権は放棄しておりません
画像のお持ち帰りは固くお断りしております※

Comments 6

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メルみくママ  

素敵なイベント~(≧▽≦)

ヤスダヨーグルト、大好きで
スーパーで買って飲んでます♪

種類もたくさんあって、たま~に
試飲みたいのをやっています♪
もちろん、もらいます(。-∀-)w

瓦屋根に乗ってますが・・・
低い位置にあると思いますが、
登って?るような錯覚に(;・∀・)
dawn太くんも一緒に歩けるイベントは
楽し~ですね(^_-)-☆

そうそう、いつも笑えること!
カテゴリーの「イケ麺」に毎回
笑ってます((´∀`))お上手~♡

2019/06/19 (Wed) 06:25
そふぃあ

そふぃあ  

To メルみくママさん

瓦普及にも一役買ってくれるイベントだと思いますが、地元産業メインのイベントは楽しかったです。
屋根に乗っている風な風景。面白いでしょ。
「屋根の上は走らないでください!」っていうお断り書きがあったので、そっと乗ればいいんだな…って。(笑)

ヤスダヨーグルト、そちらでも売られているとは嬉しいです。
阿賀野市は新潟県酪農発祥の地なんです。
意外と県外にもヤスダヨーグルトファンが多くて、お土産に購入されて帰られる姿を見ると嬉しくなります。

2019/06/19 (Wed) 10:10

NOB  

こんばんは。
コメントありがとうございます。
ボーダーコリーを飼われてるんですね!
うちは以前、パピオンを飼ってたんですけどちょっと目を離した隙に盗まれてしまいそれ以来ワンちゃんを飼うのを止めてしまいました。
ボーダーコリーはアジリティー競技で何かで活躍してるので欲しいと思ってる犬種なんですよね!
でも、本人が50過ぎてるのでアジリティー競技は辛いかもなんですけどね・・・
お暇なときにまた覗いてみてください。m(__)m

2019/06/19 (Wed) 21:50
そふぃあ

そふぃあ  

To NOBさん

こんにちは!コメントありがとうございます。
ワンコの盗難だなんて、怖いことですし、お気の毒でした。
きっと可愛い子だったのでしょうね。

ウチのボーダーは二代目です。
私もNOBさんと同世代なので、自分は楽して犬だけ運動させています。
運動好きな犬種ですが、無理にスポーツを強制することもないと思うし、ウチはのんびりした性格のボーなので、そんな日々でもストレスは無いようです。
またお邪魔します。

2019/06/20 (Thu) 10:35

mizu  

こんにちは

おはようございます。
ボリューム満点で見ごたえのあるレポですね。
グルメ偏と併せて楽しく拝見させていただきました^^

2019/06/22 (Sat) 10:55
そふぃあ

そふぃあ  

To mizuさん

おはようございます。
いつも長文でスイマセン(汗)
少しでも、その場の雰囲気が伝わってくれたら幸いです。
初めて行ったイベントだったので、1つ1つが興味深かったです。
地元を知るには、地元の人に会って直に話を聞くのが何よりですね。

2019/06/24 (Mon) 07:04

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