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【麺屋はる】人気メニューの背脂らーめん塩(特)をいただきました

2019年10月21日
イケ麺パラダイス
6
ラーメン

新潟あっさり醤油ラーメンの老舗「三吉屋」で育った私には、30年前に初めて出会った「燕・三条系背脂ラーメン」はかなりの衝撃がありました。だけど今は、時々思い出したかのように無性に脂注入したくなることがある。(笑)

そんな燕・三条系背脂ラーメンも、近年は大道の醤油味だけでなく、塩スープで提供するお店も増えてきていると。

麺屋はるの塩(特)と燕ブラック
麺屋はる提供のラーメン2種

たまたまネット検索をしていた時、年間何十杯も燕・三条系背脂ラーメンを食べたという人が、独断と偏見で第三位にランク付けしていたお店。それが、私が初めて塩スープで提供する燕・三条系背脂ラーメンの存在を知った時であったと記憶しています。

ずっと行ってみたかったお店、ずっと食べてみたかった塩スープの背脂ラーメン。ようやく念願の訪問となりました。

新潟五大ラーメンの一つ「燕・三条系背脂ラーメン」誕生までの経緯など

古くから、繰り返し起こる信濃川の洪水によって苦しめられた県央地域の人々。生活に苦しむ農民の救済処置とし、江戸時代初期から農家の副業として和釘作りが始まると、それは次第に、燕・三条地域を洋食器や刃物の生産が盛んなまちへと押し上げてゆきます。現在、燕市の洋食器生産は国内シェア9割以上を占める一大産業。ノーベル賞の晩餐会で使用されるカトラリーが「メイド・イン・ツバメ」であるのも有名な話です。

そんな町工場の原動力となったのが「燕・三条系」といわれる背脂ラーメンです。

背脂ラーメンの始まりは昭和初期までさかのぼり、町工場の工員たちの昼食や夜食となる出前ラーメンとして誕生します。

  • 力仕事が多く高温での作業環境が多いために味が濃い
  • 作業の合間に食べるので伸びにくくするために麺が太い
  • 寒い雪の時期にも出前でスープが冷めないように背脂で蓋をする

工員たちの要望などから工夫がなされ、特徴あるご当地ラーメンのスタイルが誕生したとつたわります。

燕市大曲に店を構え燕・三条系背脂ラーメンがウリの「麺屋はる」

燕三条駅方面から県央大橋を渡り、県道68号(燕分水線)沿い大曲にあるのが、この度お邪魔した「麺屋はる」さんです。

以前、和食に携わっていたご店主が開いたラーメン店で、伝統の味を受け継いだ昔ながらの醤油スープの背脂ラーメンと、独自のオリジナリティーを加えた塩スープの背脂ラーメンの二枚看板のお店です。

麺屋はるの外観

昼時はよく混んでいる人気店です。休日の午後1時過ぎ、店周辺には17台分ほどの駐車スペースがありますがほぼ満車の状態。当然店内も満席で、店内入口にあるウェイティングボードに記名してしばし順番待ちでした。

店内の様子とユニークなサービス

中待合から見る店内の様子
中待合から見る店内の様子

カウンター、小あがり、奥にはお座敷も用意され、小さい子ども連れでも気兼ねなく利用できるようになっていました。

店内カウンター席
厨房前のカウンター席

厨房内、フロア係と店員数も程よい印象。収容人数との兼ね合い、料理提供までの待ち時間などもスムーズに感じました。

麵屋はるテーブルセッティング
テーブル下に用意された紙エプロン

我が家が案内された小あがり席。テーブル下に紙エプロンが用意されていました。

嬉しいサービスの案内
食材に対するこだわり書き

卓上にはメニュー表と一緒に、嬉しいサービスや、お店の食材に対するこだわりなどがみられました。

学生さんや献血者に特に優しいお店です。名前が「〇はる」「はる〇」の人にもサービスがありますよ。該当者は証明できるものをお忘れなく!

お店の心配りが伝わるサービス
きめ細かいサービスを目指す姿勢

居心地の良い空間であって欲しいというご店主の思いが伝わるような、きめ細かいサービスを目指す姿勢が感じられます。

お店が「絶対おすすめ!」という背脂らーめん(特)メニュー

メニューには背脂らーめん「醤油」「塩」(各680円)の提供もありますが、お店側が「絶対におすすめ!」というのが、通常背脂らーめんよりも僅かに110円増しでアレコレ楽しめる背脂らーめん(特)メニュー。

地元紙の企画「ラーメン総選挙」で得票数一位を獲得したという「背脂らーめん醤油(特)」には、通常の10倍の栄養がある濃厚煮玉子に加え、大きめ豚バラ炙り叉焼入り。岩のり増し、玉ねぎ増しと。

「醤油(特)」の謳い文句に一瞬心が揺らいだものの、やっぱりここは初志貫徹で「塩(特)」を選んでみました。

背脂らーめん塩(特)
背脂らーめん塩(特)790円

肩ロースチャーシュー、煮玉子、極太メンマ、スライス玉ねぎ、微塵切り玉ねぎ、岩海苔、ほうれん草、干し海老とトッピングも満載。

他の方のオーダーを聞いていても、圧倒的に注文されている人が多かった人気メニューです。

麵屋はる提供の背脂らーめん塩(特)

醤油(特)同様に、こちらも岩海苔増し、玉ねぎ増し。背脂らーめんに玉ねぎが入るのは珍しくありませんが、微塵切りとスライス二種類の玉ねぎが入っているところから独創的で、燕三系背脂ラーメンに玉ねぎ派にはたまらないサービスです。

極太メンマは完成まで一週間を要するそうで、実に手間暇掛かった一杯になっているようです。

透き通った塩スープに背脂が程よく浮いている
笹川流れの塩を使った塩ダレ

塩ダレには、新潟県が誇る笹川流れの天然塩に加え、モンゴル産の岩塩、昆布、椎茸、干し海老の出汁を独自にブレンドし、豚ガラや煮干しを使ったWスープと合わせています。和食を扱っていた頃の経験を活かし、梅干しを酒で煮て加えてあるのも塩ダレのポイントとか。

太めな玉子麺
180gの食べ応えある卵麺

麺は近藤製麺さんの特注品という、防腐剤無しの全卵入りの卵麺。燕三系の中では驚くほどの極太麺ではありませんが、太麺180gの盛りの良さがあり、かなりお腹いっぱい食べられます。

肩ロースのレアチャーシュー
塩には塩のレアチャーシュー

醤油と塩で、トッピングのチャーシューも二種類用意されています。背脂らーめん醤油(特)には醤油ダレの染みた炙り豚バラチャーシューがトッピングされるのに対し、背脂らーめん塩(特)には豚肩ロースの塩チャーシューがトッピングされます。

完成まで三日を要するという低温調理されたレアチャーシュー。外側に黒コショウを施してあるので、ピリッとした味のアクセントにもなります。私は好きなレア加減でしたが、レアが苦手な人にはさらに火を通して提供してくれるそうです。

さらにオリジナリティーある個性派メニューも

醤油燕ブラック
醤油 燕ブラック(880円)

末っ娘が注文したのが「燕ブラック」と名のついたこちらのラーメン。燕ブラックにも「醤油」と「塩」の二種類があり、基本的には背脂醤油らーめん・背脂塩らーめんのアレンジ系で、岩海苔とワカメが丼の表面いっぱいに覆い尽くしているというもの。スープが黒いわけではありません。

「富山ブラック」と「燕・三条系背脂ラーメン」。二つの誕生物語には共通する部分も多く、私が富山ブラックを初めて口にした時、不思議とどこか懐かしさを感じたものでした。しかし、こちらの燕ブラックは、富山ブラックとは全くの別物ですのでお間違いなさいませんように!

おしまいに

和食に携わっていたご店主らしく、魚ダシやエビ風味香る、背脂の全く入らない細麺(160g)ラーメンなども用意されていました。

今回チョイスの塩スープを使った背脂らーめんは、塩の角が無くてまろやか。しかもあっさりとしていて、ついついスープを飲み干しそうになるマイルド系。塩と背脂の相性というのも良いものですね。一つ一つの食材も丁寧な仕事がされて美味しくて、全体のバランスもとれていると思いました。流石、行列ができる人気店です。

次回は是非、大きな醤油ダレの炙りバラチャーシューがのった、昔ながらの醤油背脂らーめんをいただいてみたいと思いました。ご馳走様でした。

(Sunday, September 29, 2019)

店内に掲げられた一期一麺の額縁

麺屋はる(2013年5月27日OPEN)
新潟県燕市大曲626 ※地図

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そふぃあ
Posted by そふぃあ
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コメント(6)

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さえき奎  

2019/10/21 (Mon) 14:03

ラーメン大好き人間です

すごいボリュームですね(笑)。完食できましたか?
私は「明日のためのラーメンリスト」(いつか行きたいラーメンリストという意味です)
というのをこさえてまして「麺屋はる」もリストさせていただきました。
あ、「三吉屋」は以前から入れてあります(笑)。

そふぃあ  

2019/10/22 (Tue) 08:23
そふぃあ

To さえき奎さん

こんにちは。
同県民さんだったのですね⁉
気が付かなくてごめんなさい。

ラーメン県だけあって、同じ県内に居ながらにして様々なスタイルがあって食べ歩きも楽しいです。
お腹いっぱいになったけれど、美味しくて完食でしたよ。
いつか是非!

さえき奎  

2019/10/22 (Tue) 13:52

すみません、私は道産子です

誤解を招くような書き方をしてしまいました。申し訳ありません。
私はラーメンの本場北海道の、北海道4大ラーメンの一つの釧路出身です(現在は埼玉県在住)。
そういう出自ですので、ラーメン大好き人間になり、ネットなどで知った各地の
美味しそうなラーメンを「明日のためのラーメンリスト」(いつか行きたいラーメンリスト)に
載せているというわけです。
基本的に醤油・塩ラーメンファンです。味噌ラーメンは邪道だと思っていますので
サッポロラーメンは嫌いです(笑)。

そふぃあ  

2019/10/23 (Wed) 07:15
そふぃあ

To さえき奎さん

こんにちは。
そうだったんですね。
私の方こそ、勝手に同県民さんと思って喜んでしまい、申し訳ありませんでした。

ラーメンの本場育ちなら、そりゃぁラーメン探訪もお好きなわけだ!
私もかき氷のために、埼玉の慈げんさんまで行ったことがあります。
(秩父の蔵元も数知れず)
是非、新潟の五大ラーメンも食べに来てください。

さいさん  

2019/10/23 (Wed) 19:54

せっかくなら絶対オススメのラーメンを食べたいですよね( ´艸`)
ブラックが凄い色Σ(゚ロ゚;)

そふぃあ  

2019/10/24 (Thu) 07:23
そふぃあ

To さいさん

こんにちは。
はるさんのオススメメニューは、本当にお得感ありました。
ブラックラーメンは、なるほど、そう来たかぁ~な感じで笑っちゃいました。
海藻類、体に良いですしね。