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【安曇野ちひろ公園】「トットちゃん広場」でトモエ学園に触れてきました

2019年12月27日
お出掛け
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散策 ワンコOK Dawn太4歳9ヶ月

館長は、かの有名な黒柳徹子さんです。

信州・松川村は、画家であり絵本作家でもある故・いわさきちひろさんゆかりの地。東京にある「ちひろ美術館」の開館20周年を記念し、平成9年(1997年)4月に建てられたのが松川村の「安曇野ちひろ美術館」です。

パツォウスカーの庭に立つDawn太
パツォウスカーの庭にて

実は、私が初めて安曇野の地を訪ねたきっかけというのが、この「安曇野ちびろ美術館」だったので、持ち時間たっぷりで気ままな安曇野旅だったこの日、7年ぶりに安曇野ちひろ公園を訪ねてみようと思い、美術館前までやってきました。

安曇野ちひろ美術館♪

2012年8月28日(火)大王わさび農園 → 安曇野ちひろ美術館毎回、寄り道部分がメインのようになってしまう私の小旅行。今回の安曇野小旅行の本命は…昨年夏、県内にある近代美術館で開催された “いわさきちひろ展” からのご縁で安曇野ちひろ美術館で...

奇しくも訪ねた2019年12月15日は、いわさきちひろさん101歳の誕生日ということで、ちひろさんの絵本「ゆきのひのたんじょうび」の表紙と同じイラスト入りのリーフレットが館内のあちこちに貼られ、限定イベントなどが行われていたようでした。

美術館の中はもちろん犬連れNGなので、私がDawn太の記念撮影をしたかった園内のポイントが▼こちら!

ちひろの黒姫山荘をバックに立つDawn太

蓮華岳をはじめとする北アルプスの山々を借景に建つ「ちひろの黒姫山荘」
その名のとおり、本来は黒姫高原にあるアトリエ兼山荘を、眺めの良い安曇野の地にも復元してあります。

黒姫山荘は昭和41年(1966年)に建てられましたが、一茶の俳句に慣れ親しんだちひろさんにとって、一茶のふるさとに近いというのが黒姫高原を選んだ理由だったようです。また、特に拘りが強かったのが、山荘から望む野尻湖の景観だったそうで、カラマツの生育によって野尻湖が見えなくなってしまうと、新築から5年後には二階を増築し、そこに画室を設けて制作に励んだそうです。

黒姫童話館にて♪

息子たちの県大会観戦のあと、ラーメンを食べに行ったわけではありません。あれはあくまで腹ごしらえで、本題はこちら!ずっと行きそびれていた黒姫童話館にようやく行って来ました。思い起こせば長い道のりでした...

安曇野の復元山荘はガラス越しに一階部分を垣間見るだけなので、内部見学は黒姫童話館に移築されている黒姫山荘で!

復元されたちひろの黒姫山荘前に立つDawn太

ねぇねぇ、か~さん
あれ何だろ?

広大な安曇野ちひろ公園内に新しいスポットが誕生していて、山荘との記念撮影だけでは帰れなくなっていました!(笑)

「窓ぎわのトットちゃん」の世界を再現したトットちゃん広場

トットちゃん広場に置かれた電車の教室

昭和56年(1981年)に出版され、著者である黒柳徹子さんご自身の子ども時代を綴った世界的ベストセラー「窓ぎわのトットちゃん」に登場する、トモエ学園の電車の教室そのままを置いたような「トットちゃん広場」が、平成28年(2016年)7月23日、安曇野ちひろ公園内に新たに整備されました。

ここにある二両の電車「モハ604」と「デハ二201」は、長野鉄道より松川村が譲り受け、平成26年(2014年)10月12日に安曇野ちひろ公園に移設されたものです。

モハ604は昭和2年(1927年)、デハ二201は大正15年(1926年)の製造で、デハ二201は運転席の後ろに荷物室がある貴重な車両です。どちらも昭和55年(1980年)までの長きにわたり、現役として活躍した電車です。

トットちゃん広場の説明板

▲写真後ろに見える建物は、農業体験や郷土食づくりができる体験交流館。その他、体験農園や雑木林ゾーンなどもあり、自然豊かな松川村の四季を感じながら、個々の個性と可能性を尊重するトモエ学園の教育方針が受け継がれ、子どもたちが笑顔で過ごせる場になって欲しいという願いが込められた安曇野ちひろ公園です。

トットちゃんも通ったトモエ学園について

手塚岸衛氏が創立した自由が丘学園を引き継ぎ、昭和12年(1937年)4月に小林宗作氏が東京都目黒区自由が丘に開校した小学校と幼稚園がトモエ学園です。子どもが生まれながらに持つ個性を見つけ、伸ばすことを大切にした小林校長先生は、リトミックと呼ばれる音楽教育や散歩などを取り入れた独創的な授業を行いました。昭和20年(1945年)5月、トモエ学園は空襲によって校舎を失い、八年間という短い歴史を閉じています。

「モハ604」に再現された電車の図書室

再現された電車の図書室内部全容

トモエ学園では、6両の古い電車の車両を教室にしていましたが、そのほか1両は図書室でした。そこは、誰がいつでも好きな時に入って本を読むことができ、小林校長先生は「とにかく本をたくさん読んでください。」と仰っていたそうです。

電車の図書室に置かれた絵本の数々

電車の図書室は松川村図書館の分室となっており、本棚には世界の絵本など、およそ500冊の本が勢ぞろいしています。

本棚にあった巨大な「はらぺこあおむし」の絵本
電車の図書室に置かれていた「窓ぎわのトットちゃん」

中には、あの有名絵本が巨大だったり、もちろん「窓ぎわのトットちゃん」も!

電車の教室の後方部は長椅子になっている

図書室の後ろ半分には電車の長椅子がそのまま残っていますので、ここでのんびりと読書が楽しめます。まさに、トモエ学園の電車の図書室そのままに、誰でも好きなだけ本が読める場所になっているのですね。

電車の図書室内にあった黒柳親善大使の写真パネル

電車の図書室内に掲げられていた一枚の写真パネルは、ユニセフ親善大使としても意欲的に活動されている黒柳徹子さんが、昭和62年(1987年)の頃、モザンビークのテテ州にあるアティーゼ避難民キャンプを訪れた際のものです。キャンプ場にあった列車に乗り込んだ黒柳親善大使は、子どもの頃に学んだトモエ学園の電車の教室のことを、現地の子どもたちに語ったそうです。

運転席頭上にある左側の計器類
運転席頭上にある右側の計器類
外側から見たモハ604の運転席
電車内から見たモハ604の運転席

今や懐かしの「モハ」先頭車両内部は、ちひろファンやトットちゃんファンのみならず、鉄分多めな方にも嬉しい仕様になっていました。

「デハニ201」に再現された電車の教室

「デハニ」に再現されたトモエ学園の電車の教室

長野電鉄から譲り受けたデハ二201のなかに、トットちゃんが通った昭和15年(1940年)頃のトモエ学園電車の教室を再現しています。

車内は座席を外して机や椅子が並べられ、網棚はランドセルや靴袋などを置くために使われました。一目でこの教室を気に入ったトットちゃんは「絶対にお休みなんかしないで、ずーっとくる」と思ったといいます。

電車の教室内の散らかったひとつの机

自分の好きな科目を選んで授業を進められる、とてもユニークな教育スタイルのトモエ学園。それぞれに異なった学用品が机に置かれ、それだけでも子どもたちの個性が伺えるようです。

電車の教室内黒板側のアップ

電車の図書室の本棚や、教室にある机と椅子は、プロの職人さんと一緒に、長野県立池田工業高等学校の生徒さんたちが制作にあたったものです。

電車の後部席にいたトットちゃんとDawn太のツーショット

「窓ぎわのトットちゃん」を読み返してから見学すると、トットちゃんの席までわかるかも!

トモエの講堂

トモエの講堂前より

トットちゃんたちがテントを張って野宿をしたり、リトミックの授業をしたり、お弁当の時間にも使っていたトモエ学園の講堂の一部を再現した建物です。内部ではトモエ学園の教育方針や当時の様子が写真で紹介されています。

先に一人で講堂内に入った末っ娘が、興味深かったらしくなかなか出てこなくて…。確か私も「リトミック」という言葉を聞いた初めてがトットちゃんの物語だったと思われ、戦前の時代に実に画期的で、興味深い教育方針であったのだと思います。

トモエの講堂内にあった、尋常小学校の蓋付きの机

蓋付きの木製机は、トットちゃんが最初に通っていた(小学校一年生の時に来ないでくださいといわれた)尋常小学校で使われていたのと同じタイプのものです。

好奇心旺盛だったトットちゃんには蓋が付いていることが珍しくて、授業中に何度も開けたり閉めたりを繰り返していました。子どもの好奇心とはそういうものですね。

さらにトットちゃん広場を散策してみると…

電車の教室やトモエの講堂以外にも、公園内を散策しているとトットちゃんの世界の再現ポイントに遭遇できるのです。

肥溜めのニオイを嗅ぐDawn太

あっ、丼ちゃん!それ、嗅いじゃいけないヤツだ(笑)

もどしとけよ

トットちゃん、この中にお財布落っことしちゃったんですよね(汗)

きっと現代っ子が見ても、すぐに何かはわからないと思うけど、そこからまた一つの会話が始まり、子どもたちが昔の生活を知るに良い機会になるのかも知れません。

それにしても、柄杓の汚れ具合がリアル~(笑)

井戸のニオイを嗅ぐDawn太

スンスン、スンスン!

流れ星の井戸とニオイ嗅ぎをやめたDawn太

丼ちゃん、それは「流れ星の井戸」で臭いニオイはしないから大丈夫よ(爆)

おしまいに

体験交流館脇にあったクッタリ農夫婦とDawn太

何も知らずに、この日訪ねたちひろ美術館。さらにメルヘンの世界が広がっていて、何ともラッキーで有意義な時間を過ごすことができましした。

一旦トットちゃんの世界に入ってしまうと、其処此処から本当にトットちゃんがひょっこりと現れるのでは?と思うくらい、教室も講堂も見事に再現されていました。これも、松川という長閑な環境の成せる業でしょう。まだご紹介しきれていないポイントもあるので、実際に行かれた際には探してみてください。

ちひろ公園に飾られていたクリスタル音符
ちひろ公園にあったどんぐり

出版された当初に読んだままだった「窓ぎわのトットちゃん」。何処に片付けたやら見当たらない(汗)また引っ張り出して、読み返してみようと思います。

--- Sunday, December 15, 2019 / Dawn太 生後1,756日 ---

安曇野ちひろ公園の案内地図

安曇野ちひろ公園|トットちゃん広場(2016年7月23日OPEN)
長野県北安曇郡松川村3358-97 ※地図

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そふぃあ
Posted by そふぃあ
最後までお読みいただきありがとうございます。
※撮影した写真の著作権は放棄しておりません
画像のお持ち帰りは固くお断りしております※

コメント(10)

There are no comments yet.

さえき奎  

2019/12/27 (Fri) 13:15

今日の関東地方は強風です

これは楽しそうですね。こんな教室だったら、私ももう少し楽しい
小学校生活を送れていたかも知れません(笑)。

>それにしても、柄杓の汚れ具合がリアル~(笑)

笑いました。Dawn太の表情にも(笑)。ワンコもにゃんこみたいに
フレーメン反応するんでしょうか?

NOB  

2019/12/27 (Fri) 22:58

こんばんは。

さすが昔の列車は雰囲気が良いですね!
天井の具合が今となってはお洒落ですね!

そふぃあ  

2019/12/28 (Sat) 07:03
そふぃあ

To さえき奎さん

こんにちは。いつもありがとうございます。
昨日はウチの方も風強く、警報が出ていました。
お天気も変わりやすくて、雲も凄い勢いで流れていました。

電車の教室は、子どもでなくても楽しい場所だと思います。
しかも、先生の考え方が実に柔軟。
こういう先生に出会える人は幸運ですね。


> フレーメン反応するんでしょうか?
私は犬が反応するのを見たことが無いです。
むしろ、人が臭いと思うものには興味を持ってニオイに行くような…(笑)

そふぃあ  

2019/12/28 (Sat) 07:07
そふぃあ

To NOBさん

こんにちは。いつもありがとうございます。

綺麗に化粧直しされて、良い雰囲気の電車でした。
ここが図書館の分室になっているなんて、勉強好きな安曇野の人たちが羨ましくなりました。

よつば  

2019/12/28 (Sat) 11:55

ステキな場所ですね

安曇野って見どころいっぱいの地域なんですね~!
トモエ学園を再現した列車素敵ですね、安曇野ちひろ公園行ってみたいです☆

ほんとDawn太くんとそふぃあさんの名所リポート、最高!

ススム  

2019/12/28 (Sat) 15:05

こんにちは

最初の画像でDawn太君が立っているオブジェの岩がモダンで、決めポーズ(?)もいいですね。

レトロな電車の図書館や、トットちゃんに出てくるエピソードを再現した展示も楽しませていただきました。
どの施設も人の気配がないように見えるのは、そふぃあさんが配慮して撮影しているからでしょうね。

柴犬マイア  

2019/12/28 (Sat) 18:00

安曇野ちひろ公園もいいですね~。
特に肥溜めと電車がいいです。
Dawn太くんと電車の写真は非常にいいです、車内でも写っていますね。
マイアもこういう写真を撮りたいです。

そふぃあ  

2019/12/29 (Sun) 08:03
そふぃあ

To よつばさん

こんにちは。いつもありがとうございます。

安曇野は北アルプスの山々が間近に見えて、とても素敵なところです。
水が綺麗な観光地の中では、日本一人気だと思います。

廃車もこんな風に使われて、きっと喜んでいることでしょう。
ここにみんなのアイドルとして永久保存です。
学ぶことが好きな長野県民らしく、素敵な公園になっていると思いました。

そふぃあ  

2019/12/29 (Sun) 08:27
そふぃあ

To ススムさん

こんにちは。いつもありがとうございます。

Dawn太が乗っている石のオブジェは、チェコの絵本画家、クヴィエタ・パツォウスカーの作品です。
異なったデザインの2つの池と、8つの石のオブジェが点在していて、そのうちの1つがこの石のオブジェです。
背景に雄大な北アルプスが広がっているので、のびのびとした景色が何とも素敵な公園になっています。

12月に入って、人気の施設も観光客の姿が少なかったです。
美術館もこの日が年内最後で冬季閉鎖時期に入ってしまうので、今は閑散としていると思いますよ。
雪が降る地域の宿命のようなものです。

そふぃあ  

2019/12/29 (Sun) 08:36
そふぃあ

To 柴犬マイアさん

こんにちは。いつもありがとうございます。

眺めの良い素敵な公園でした。
ワンコはリードに繋いであればOKとのことで一緒に散策しましたが、犬も良い散歩になるくらい広い公園です。
マイアちゃんは何時も素敵な写真ですよ!
手作り服も良く似合っているし、私の方が見習いたいくらいです。

Yahoo!時代には出会わなかったマイア家と、今年はFC2で出会えてうれしかったです。
素敵な年末年始を!
来年もよろしくお願いいたします。